テスラ幹部「安全上の懸念で」ローマでの会議出席見送り

4月23日、 米電気自動車(EV)大手テスラのグローバル・サステナビリティー責任者を務めるサマンサ・ハリス氏は、欧州持続可能性イノベーション研究所(EIIS)が5月16─17日にローマで開催する会議への参加を見送ると明らかにした。写真はテスラ車。パリで2024年10月撮影(2025年 ロイター/Sarah Meyssonnier)
米電気自動車(EV)大手テスラのグローバル・サステナビリティー責任者を務めるサマンサ・ハリス氏は、欧州持続可能性イノベーション研究所(EIIS)が5月16─17日にローマで開催する会議への参加を見送ると明らかにした。
イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の右派的な言動への反発から起きている抗議行動に対する懸念が理由だ。
テスラの車両や施設、事業所は最近、イタリアを含む複数の国で破壊行為の標的になり、グループ売上高と株価は急降下している。
ハリス氏はEIISに宛てた電子メールで「最近のテスラに対する抗議と暴力、そして今回のローマの事件を考慮し、社外行事への参加と出張を控えるよう要請されているため、出席できない」と説明した。
先月、ローマのテスラ販売店で火災が発生。車両17台が被害を受け、マスク氏はこれについて「テロ行為」との認識を示した。


アマゾンに飛びます
2025年4月29日号(4月22日発売)は「独占取材 カンボジア国際詐欺」特集。タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら