神は6日で世界を造ったとの「真実」を理解する意味...理不尽な世界に対峙する「神学」の力
創世記1章
1)初めに、神は天地を創造された。
2)地は混沌であって、闇が深淵の面(おもて)にあり、神の霊が水の面を動いていた。
3)神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。
4)神は光を見て、良しとされた。神は光と闇を分け、
5)光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である。
6)神は言われた。「水の中に大空あれ。水と水を分けよ。」
7)神は大空を造り、大空の下と大空の上に水を分けさせられた。そのようになった。
8)神は大空を天と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第二の日である。
9)神は言われた。「天の下の水は一つ所ところに集まれ。乾いた所が現れよ。」そのようになった。
10)神は乾いた所を地と呼び、水の集まった所を海と呼ばれた。神はこれを見て、良しとされた。
11)神は言われた。「地は草を芽生えさせよ。種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける果樹を、地に芽生えさせよ。」そのようになった。
12)地は草を芽生えさせ、それぞれの種を持つ草と、それぞれの種を持つ実をつける木を芽生えさせた。神はこれを見て、良しとされた。
13)夕べがあり、朝があった。第三の日である。
14)神は言われた。「天の大空に光る物があって、昼と夜を分け、季節のしるし、日や年のしるしとなれ。
15)天の大空に光る物があって、地を照らせ。」そのようになった。
16)神は二つの大きな光る物と星を造り、大きな方に昼を治めさせ、小さな方に夜を治めさせられた。
17)神はそれらを天の大空に置いて、地を照らさせ、
18)昼と夜を治めさせ、光と闇を分けさせられた。神はこれを見て、良しとされた。
19)夕べがあり、朝があった。第四の日である。
20)神は言われた。「生き物が水の中に群がれ。鳥は地の上、天の大空の面を飛べ。」
21)神は水に群がるもの、すなわち大きな怪物、うごめく生き物をそれぞれに、また、翼ある鳥をそれぞれに創造された。神はこれを見て、良しとされた。
22)神はそれらのものを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、海の水に満ちよ。鳥は地の上に増えよ。」
23)夕べがあり、朝があった。第五の日である。
24)神は言われた。「地は、それぞれの生き物を産み出せ。家畜、這うもの、地の獣をそれぞれに産み出せ。」そのようになった。
25)神はそれぞれの地の獣、それぞれの家畜、それぞれの土を這うものを造られた。神はこれを見て、良しとされた。
26)神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚(うお)、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」
27)神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。
28)神は彼らを祝福して言われた。「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。」
29)神は言われた。「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。
30)地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて命あるものにはあらゆる青草を食べさせよう。」そのようになった。
31)神はお造りになったすべてのものを御覧になった。見よ、それは極めて良かった。夕べがあり、朝があった。第六の日である。