人類は2000年前から「時間が足りない」「時間を無駄にした」と悩んでいた
逆に、自分の足場が不安定になった瞬間を思い出すことはできますか? その経験をしてもなお、いまを生きているあなたは、自分の新しい「生きがい」に気づけているかもしれません。そうして自分の足下を振り返ってみることが、「腹の底から湧き出る喜び」に向けての第一歩です。
ハンセン病の療養所で患者たちに寄り添い続けた神谷氏は、どうすれば人は生きがいにたどりつけるのか、あたたかくやさしい言葉で綴っています。どんなに小さなものであっても、迷いを感じるそのたびに、ひもときたくなる一冊です。
「どう生きていてよいのか」
『君たちはどう生きるか』
著者:吉野源三郎
出版社:岩波書店
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生きがいをもつために考えたいのは、「我が人生を一体どう生きればよいのか」です。
2017年にマガジンハウス社からマンガ版が刊行されて、より多くの人の目にとまった『君たちはどう生きるか』。名編集者であった吉野源三郎氏の手による初版本が1937年に出てから、世代を超えて読み継がれている人生の書です。平和で喜び溢れる世の中を願い続けた吉野氏の思いが詰め込まれています。
「コペル」というあだ名で呼ばれる少年を主人公とするストーリーを追ううちに、ものの見方や社会の考え方、立派な人とは何か、人間として生きることの意味といったことが見えてきます。若者向けに書かれた平易な文章、構成によって、あたかもコペル君の人生を自分も生きているかのように読み進められることでしょう。
その先ではきっと、「どう生きていてよいのか」が見えてくるはずです。より豊かな人生は、コペル君と歩いて行った地点に花咲いているのです。
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リベラルアーツの本は、なじみがないものも多く、近寄りがたいかもしれません。
でも、現代まで生き延びてきた「教養の言葉」たちには、私たちが生きていく意味に直結する、本質的な「人間」が描かれています。
まずはフライヤーの要約で、ちょっとずつかじっていくところから始めてみませんか?
flier編集部
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