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米軍撤退

アフガニスタンを見捨てたバイデンの「民主主義防衛」はもう信じられない

Biden’s Democracy Agenda Just Died an Ugly Death in Kabul.

2021年8月19日(木)20時08分
エリーズ・ラボット


国が危機に瀕している時、民主主義はその真価を問われる。これはアフガニスタンだけの話ではない。キューバ政府は7月、国内各地で展開された大規模な反政府デモを弾圧した。親ロシア派のアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が率いるベラルーシの独裁政権は、デモを激しく弾圧し、身柄を拘束した者たちを拷問し、政府に批判的なジャーナリストを乗せて飛行中だった民間機を、強制的に着陸させて拘束した。イランでは7月下旬に各地で抗議デモが展開されたが、政府による弾圧で12人以上が死亡した。

バイデン政権は、外国政府の当局者による非民主的な言動に対して制裁を発動したり、独裁者に対して「民主主義と人権の原則に従う」よう呼びかけたりするのは素早い。7月末に、チュニジアのカイス・サイード大統領が議会を停止し首相を解任すると、すぐさまアントニー・ブリンケン米国務長官に抗議させた。

だが具体的な成果をもたらすことについては、米政府が迅速な行動を起こすことは滅多にない。昨年のベラルーシ大統領選でルカシェンコに対する勝利を主張し、その後国外に脱出したスベトラーナ・チハノフスカヤは、7月末にホワイトハウスを訪問。チハノフスカヤはその際、「ベラルーシを支持し、我々の民主的な運動を(市民社会や報道機関への緊急資金援助などの)具体的な行動によって支援して欲しい」と求めたことを明かしたが、いまだに実現していない。

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