最新記事

BOOKS

大谷翔平はなぜいつも楽しそうなのか...自らを「開花」させる86の言葉、ほか【各出版社イチオシ4冊】

2021年8月24日(火)19時17分
flier編集部
大谷翔平

Kelvin Kuo-USA TODAY Sports/REUTERS

<『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』『大谷翔平86のメッセージ』『教養としての地理』......各出版社がいま最もおすすめする4冊を紹介>

各出版社の「これはぜひ推したい!」という新刊本を紹介。発行に携わった出版社の担当者たちが、それぞれの本のエッセンスやおすすめのポイントなどをご案内します(この記事は、本の要約サービス「flier(フライヤー)」からの転載です)。

『東京藝大で教わる西洋美術の見かた』

 著者:佐藤直樹
 出版社:世界文化社
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

芸術系の最高学府、東京藝術大学ではどんな授業が行われているのでしょうか?

本書は、東京藝大准教授・佐藤直樹さんが大学で実際に担当する授業「西洋美術史概説Ⅲ」をまとめた西洋美術の入門書で、2021年後期からは同講座の教科書としても採用されます。

本書には、西洋美術史上の画期である「ルネサンス」とそれに先立つ「古典古代」、ラファエッロ、デューラー、レオナルドら「天才たちの時代」を経て「古典主義とロマン主義」、そしてミレイとラファエル前派などが活躍する「モダニズム前夜のモダン」と、幅広い年代の作品が収録されています。

いずれも通史的な解説にとどまることなく、著者の視点で選んだ個々の作品について、そこに込められたメッセージをわかりやすく読み解き、時代を超えた作品どうしの関連性にも話が及びます。

作品のクローズアップや補助線の導入など、読者の理解を助けるビジュアルも多用。楽しみながら作品鑑賞のコツがつかめる一冊です。

(編集部 中野俊一)

『大谷翔平86のメッセージ』

 著者:児玉光雄
 出版社:三笠書房
(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)

「ずっと目標にし、それをチームメイトに伝えたり、紙に書いたりしていたからだと思います。そうやって自分にプレッシャーかけていないと努力しないので」
(高校3年の夏の岩手大会で、160キロの球を投げられた理由についての言葉)
私たちも、この一度限りの人生で実現したい目標や夢を一つ書き出してみよう。

「先入観は、可能を不可能にする」
(「座右の銘」を問われて)
大谷選手に「二刀流は無理だ」という先入観があったら、現在の活躍はなかった。
「自分には何もない」という先入観を捨て、自分の才能を開花させよう。

「よかった試合より、失敗してしまった試合のほうが心に残るんです」
(心に残る試合について語った言葉)
時にはクヨクヨしたっていい。ただ、その落ち込みの沼の中で、泥だらけになりながらも、一歩踏み出そう。

「他人がポイッと捨てた運を拾っているんです」
(大谷選手が心がけているゴミ拾いについて)
なぜそこまで頑張れるのか? なぜ、超人的に飛躍できたのか?
世界を熱狂させた大谷選手の「原点」と「哲学」が手に取るようにわかる!

(編集本部 二宮由佳)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエルがガザ空爆、48時間で120人殺害 パレ

ワールド

大統領への「殺し屋雇った」、フィリピン副大統領発言

ワールド

米農務長官にロリンズ氏、保守系シンクタンク所長

ワールド

COP29、年3000億ドルの途上国支援で合意 不
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたまま飛行機が離陸体勢に...窓から女性が撮影した映像にネット震撼
  • 4
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 5
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 8
    「何も見えない」...大雨の日に飛行機を着陸させる「…
  • 9
    クルスク州のロシア軍司令部をウクライナがミサイル…
  • 10
    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 5
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 6
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 7
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 8
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 7
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中