東京都22日のコロナ新規感染602人 前週比で9日連続減少、重症者62人
東京都は5月22日、都内で新たに602人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。グラフは各曜日別のの新規陽性者数の推移。
東京都は5月22日、都内で新たに602人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。
昨日の649人から47人の減少。また先週土曜5月15日の772人からも170人の減少となっている。前の週よりも陽性者が少なくなるのはこれで9日連続となった。
また7日間移動平均の新規陽性者数は650.4人でこちらも前週比74.2%に低下した。
この日確認された陽性者の内訳は、
10歳未満:29人(約5%)
10代:26人(約4%)
20代:182人(約30%)
30代:110人(約18%)
40代:101人(約17%)
50代:64人(約11%)
60代:37人(約6%)
70代:26人(約4%)
80代:25人(約4%)
90代:2人(約0%)
となっている。また65歳以上の高齢者は69人となっており、全体の11%を占めている。
一方、重症者は前日の65人に対して62人で3人減少している。
これで東京都内で確認された陽性者の累計は156,250人となった。
モニタリング会議「感染は75%が変異株に置き換わった」
こうしたなか、東京都は20日午後、感染状況とその対策を検討するモニタリング会議を開催。感染状況について専門家は「流行の主体が感染力の強い変異株 (N501Y)に置き換わったと考えられ、新規陽性者数が減少しつつあるが依然高止まりしており、短期間で再び増加に転ずることへの警戒が必要である」とした。
とりわけ変異株については、スクリーニング検査に占める割合が、5月3〜9日の週で約74.9%となったことが報告され、東京都においても「流行の主体が感染力の強い変異株(N501Y)に置き換わった」と分析した。
一方、医療提供体制について専門家は「入院患者数および重症患者数が高い値で推移しており、医療提供体制のひっ迫が危惧される」とした。また感染の主体が変異株になったことで「若年層を含めあらゆる世代が、感染によるリスクを有することを啓発する必要がある」として、一層の感染対策の徹底を呼びかけた。