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事故消息絶ったインドネシア潜水艦発見 バリ島沖、水深850メートル海底で3つに分裂
インドネシア海軍の潜水艦が消息を絶ったことに関し、国軍と海軍の高官は25日、船体が少なくとも3つに裂けた状態でバリ島沖の海底で発見されたと明らかにした。写真は海底に横たわる潜水艦。REUTERS/Johannes P. Christo
インドネシア海軍の潜水艦が消息を絶ったことに関し、国軍と海軍の高官は25日、船体が少なくとも3つに裂けた状態でバリ島沖の海底で発見されたと明らかにした。ジョコ大統領は乗組員53人の遺族に哀悼の意を表明した。
乗組員のものとみられるライフベストなども見つかった。潜水艦「KRIナンガラ402」は44年前に建造。魚雷訓練を実施する予定だったが、21日に消息を絶った。
国軍のハディ司令官は記者団に、捜索の結果、潜水艦が沈没し、乗組員全員が死亡したと判断できると述べた。
海軍のユド参謀総長は乗組員に責任はなく、停電が起きたわけでもないと説明、「自然の力」によって引き起こされた事故だったとの見方を示した。
24日の水中音波探知機(ソナー)の捜索で、潜水艦は最大潜水深度を大きく超過する水深850メートルの海底に沈んでいた。
多数のヘリコプターや艦艇が捜索に当たり、米国やオーストラリア、シンガポール、マレーシア、インドも協力した。
インドネシアは軍備の刷新を目指してきたが、老朽化した装備品を一部で使い続けており、ここ数年に致命的な事故が起きていた。
インドネシアは今回の事故の前に、KRIナンガラ402を含めドイツ製209型潜水艦2隻とこれより新型の韓国製潜水艦3隻を保有していた。
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