バイデン政権の核合意復帰をめぐり一触即発のイランとイスラエル
Iran Threatens to Take Out Tel Aviv if Israel Follows Through With New Military Plans.
ロウハニ大統領も同日に行われた閣僚会議で次のように述べた。
「われわれはかつてなく確信している。敵の経済戦争は失敗し、終わりを迎えつつある。今ではごく少数の国々を除く世界がアメリカに核合意に復帰し、約束を守るよう呼びかけている」
バイデンは公式に発表した外交政策で核合意の意義を認め、トランプの離脱を批判し、合意復帰を目指す考えを示しているが、当然ながらイランの合意順守が先だと明言している。
「イランが履行義務を守るなら、バイデン大統領は合意に再び参加するだろう」と、政策文書は述べている。「(バイデン政権は)断固たる外交姿勢を貫き、同盟国の支援を得て、合意を強化・延長する。その一方で、地域を不安定化させるイランのそのほかの活動をより有効に抑え込む」
この文言どおりにできれば、言うことはないのだが......。ちなみにイランに加え、核合意に参加した他の5カ国、中国、フランス、ドイツ、ロシア、イギリスもアメリカに復帰を呼びかけている。
2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら