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コロナ変異種米CDC、英国からの全渡航者にコロナ陰性証明義務化 変異種拡大で
米疾病対策センター(CDC)は24日、英国から到着する航空便の乗客全員に対し、出発前72時間以内に新型コロナウイルス検査を受け陰性の証明を得ることを28日から義務付けると発表した。写真は2019年12月撮影(2020年 ロイター/Chris Helgren)
米疾病対策センター(CDC)は24日、英国から到着する航空便の乗客全員に対し、出発前72時間以内に新型コロナウイルス検査を受け陰性の証明を得ることを28日から義務付けると発表した。
感染力が強いとみられるコロナ変異種が英国で広がっていることに対応する。トランプ米政権は22日、英国からの渡航者に検査を義務付ける計画はないと航空会社に説明していたが方針を転換する。
CDCは「ウイルスは突然変異により常に変化する。英国の分析によると、この新たな変異種はこれまでのウイルスより最大70%感染力が強い可能性がある」と指摘した。
通達によると、英国からの渡航者はPCR検査か抗体検査を受け、陰性の証明書を航空会社に提示する必要がある。航空会社は乗客の搭乗前に全員の陰性を確認し、検査を受けていない乗客の搭乗は拒否する。
英国の外務・英連邦・開発省(FCDO)は25日、「米国当局と緊密に連絡を取り合い、可能な限り混乱を最小限に抑えるため取り組んでいる」と表明。定期的にオンラインで情報を更新するとした。
また、英国の旅行者に対しては、米国当局のガイダンスに従い、旅行計画について航空会社と連絡を取るよう求めた。
これに先立ち、米ユナイテッド航空とデルタ航空は、英国発の米国便の乗客全員に対し、出発前の72時間以内に新型コロナ検査を受け、陰性証明を提示することを義務付けると発表していた。 デルタは21日、英国からニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に向かう路線について、コロナ検査を実施し、陰性が判明した乗客のみの搭乗を許可する方針を示していたが、それを拡充する。 デルタは、英国からはニューヨーク便のほか、アトランタ便を運航。ユナイテッドは現在、1日に英ロンドン・ヒースロー空港からシカゴ、ニューアーク、ワシントン、サンフランシスコの4路線を運航しているが、年明け1月以降はシカゴとニューアーク便のみに減便する計画を発表している。 ロンドン・ダラス便を運航するアメリカン航空はコロナ検査義務については発表していない。 英ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)とヴァージン・アトランティックは21日、英・ニューヨーク路線で乗客のコロナ検査を実施する方針を示している。
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