タイ環境相、国立公園に捨てられたゴミを「持ち主に送り返す」対策で対抗
2020年9月28日(月)16時00分
同公園は、東京都とほぼ同じ広さとなる2168平方キロメートルの面積を誇る。その中に、ハイキングコースやキャンプ場、ナイトサファリなどがあり、絶滅の危機に瀕した動物や、野生のゾウやトラなどが生息している。しかし観光客がごみをそのまま捨てていくため、食べ物と間違って食べてしまう野生動物が危険にさらされているという。
昨年8月には、公園内で鹿が死んでいるのが発見された。解剖したところ、胃の中からポリ袋やスプーンなど3キロ分のプラスチックが見つかった。タイの英字ニュースサイト「ザ・ネイション・タイランド」によると、これを受けてタイの国立公園・野生動物・植物保全局は、同公園内で使い捨てのプラスチック製品の使用を禁止。近隣の小売店にもプラスチックの使用やごみの管理を徹底するよう指示していたという。
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