最新記事

感染第2波

欧州の一部でコロナ感染再加速 仏・スペインでは都市封鎖後の最多記録

2020年8月20日(木)10時44分

欧州の一部で新型コロナウイルスの感染拡大が再び加速している。フランスで確認された新規感染者数はロックダウン(都市封鎖)措置後のピークを更新。スペインの新規感染者数も厳格なロックダウン措置が解除された6月末以降で最多となった。スペイン・ガルダコで18日撮影(2020年 ロイター/VINCENT WEST)

欧州の一部で新型コロナウイルスの感染拡大が再び加速している。フランスで確認された新規感染者数はロックダウン(都市封鎖)措置後のピークを更新。スペインの新規感染者数も厳格なロックダウン措置が解除された6月末以降で最多となった。

フランスの感染者数は3776人増え、累計22万5043人。2大都市のパリとマルセイユの市内・周辺で拡大しているという。

7日平均は2621人と、厳格なロックダウン措置を実施していた4月19日以降で初めて2500人を上回った。

入院者数は17人減の4806人、集中治療室で治療中の患者は6人減の374人となったが、感染後に無症状または軽症でとどまる可能性が高い若い世代に感染が広がっていることを反映しているという。

死者数は17人増の3万0468人となった。

一方、スペインで確認された新規感染者は過去24時間で3715人。死者は14人と前日の21人を下回った。ただ、過去7日間の死者は131人に上っている。累積感染者は37万0867人となった。

スペインでは全国的にマスク着用が義務付けられているが、欧州連合(EU)のデータによると、スペインの累計感染者数は西欧で最多。過去14日間の人口10万人当たりの感染率も最も高い水準にある。

スウェーデンでは、2020年上半期の死者数が5万1405人と、飢饉(ききん)で死者が増えた1869年の5万5431人以来約150年間ぶりの多さとなった。1─6月の新型コロナ感染症による死者が約4500人に上った。

死者数は足元で5800人に増加。英国やスペインなどを下回っているが、人口に対する割合では他の北欧諸国を上回っている。

スウェーデンの現在の人口は1030万人。1869年当時は約410万人だった。

ノルウェーは、新型コロナ感染者の増加を受け、英国、オーストリア、ギリシャ、アイルランドおよびデンマークの首都コペンハーゲンからの入国者に対し、8月22日から10日間の隔離措置を実施すると発表した。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【関連記事】
・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず
・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ
・新たな「パンデミックウイルス」感染増加 中国研究者がブタから発見
・韓国、ユーチューブが大炎上 芸能人の「ステマ」、「悪魔編集」がはびこる


20200825issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年8月25日号(8月18日発売)は「コロナストレス 長期化への処方箋」特集。仕事・育児・学習・睡眠......。コロナ禍の長期化で拡大するメンタルヘルス危機。世界と日本の処方箋は? 日本独自のコロナ鬱も取り上げる。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ゼレンスキー氏、英仏と部隊派遣協議 「1カ月以内に

ワールド

トランプ氏の相互関税、一部発動 全輸入品に一律10

ワールド

米石油・ガス掘削リグ稼働数、2週連続減少=ベーカー

ワールド

台湾の安全保障トップが訪米、トランプ政権と会談のた
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 3
    4分の3が未知の「海の底」には何がある? NASAと仏宇宙機関が開発した衛星が海底マッピングに成功
  • 4
    ユン韓国大統領がついに罷免、勝利したのは誰なのか?
  • 5
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 6
    ロシア黒海艦隊をドローン襲撃...防空ミサイルを回避…
  • 7
    地球の自転で発電する方法が実証される──「究極のク…
  • 8
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡…
  • 9
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 10
    「パパ、助けて...」壊れたぬいぐるみの「手術」を見…
  • 1
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 6
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 7
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 8
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 9
    5万年以上も前の人類最古の「物語の絵」...何が描か…
  • 10
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    ひとりで海にいた犬...首輪に書かれた「ひと言」に世界が感動
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 10
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中