最新記事

感染第2波

東京都、19日の新型コロナウイルス新規感染186人 重症患者32人に増加

2020年8月19日(水)20時43分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

写真は8月18日、都内で。REUTERS/Kim Kyung-Hoon

東京都は19日、都内で新たに186人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたと発表した。

陽性者が2日連続で200人を下回るのは1週間ぶり。100人を超えるのはこれで40日連続となる。

この日確認された陽性者のうち、20代と30代は合わせて104人で約56%、40代と50代は合わせて47人で約25%、また70代以上の高齢者は13人で約7%を占めている。一方、感染経路が不明な人は118人で64%にのぼっている。

また、重症患者数は昨日から1人増えて32人となっている。これで重症患者は4日連続で増加しており、32人となるのは5月28日以来83日ぶりだ。

これで都内で確認された陽性者の合計は18268人と1万8000人を突破している。このうち半数が7月18日以降の1カ月間に確認された陽性者で占められており、8月に入ってから確認された陽性者の合計は5577人と5000人を突破した。

東京都では4月17日に206人の感染確認をピークに、徐々に新規陽性者が減り続け、5月23日には新規陽性者が2人まで減少。感染拡大の抑え込みに成功したかに見えたが、その後、新規陽性者が増加。7月に入り連日100人以上の感染が確認され、5月25日の緊急事態宣言解除後の累計は13,121人と1万3000人を突破。感染第2波というべき状況が続いている。

東京都・新型コロナウイルス陽性患者数

  

東京都・新型コロナウイルス陽性患者数・累計

  

PCR検査等の結果

 

入院患者数

 

感染者の現在の状況

*チャーター機帰国者、クルーズ船乗客等は含まれていない
*「重症」は、集中治療室(ICU)等での管理又は人工呼吸器管理が必要な患者数を計上
*退院者数の把握には一定の期間を要しており、確認次第数値を更新している
 


【関連記事】
・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず
・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ
・新たな「パンデミックウイルス」感染増加 中国研究者がブタから発見
・韓国、ユーチューブが大炎上 芸能人の「ステマ」、「悪魔編集」がはびこる


20200825issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2020年8月25日号(8月18日発売)は「コロナストレス 長期化への処方箋」特集。仕事・育児・学習・睡眠......。コロナ禍の長期化で拡大するメンタルヘルス危機。世界と日本の処方箋は? 日本独自のコロナ鬱も取り上げる。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

再送-米国株式市場=ナスダック続伸、企業決算を注視

ワールド

イスラエル、ヒズボラ指導者後継候補サフィエディン師

ワールド

米国務長官「従来の人道支援は不十分」、イスラエル首

ワールド

ゼレンスキー氏「北朝鮮派兵に背を向けず対応を」 同
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:米大統領選 イスラエルリスク
特集:米大統領選 イスラエルリスク
2024年10月29日号(10/22発売)

イスラエル支持でカマラ・ハリスが失う「イスラム教徒票」が大統領選の勝負を分ける

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 2
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」ものはどれ?
  • 3
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「ATACMS」攻撃、無防備な兵士たちを一斉爆撃
  • 4
    トルコの古代遺跡に「ペルセウス座流星群」が降り注ぐ
  • 5
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 6
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 7
    「ハリスがバイデンにクーデター」「ライオンのトレ…
  • 8
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 9
    近づく米大統領選、激戦地「ジョージア州とノースカ…
  • 10
    「ウクライナ核兵器製造」説を煽るロシアのメドベー…
  • 1
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 2
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア兵の正面に「竜の歯」 夜間に何者かが設置か(クルスク州)
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 5
    目撃された真っ白な「謎のキツネ」? 専門家も驚くそ…
  • 6
    ウクライナ兵捕虜を処刑し始めたロシア軍。怖がらせ…
  • 7
    逃げ場はゼロ...ロシア軍の演習場を襲うウクライナ「…
  • 8
    ロシア西部「弾薬庫」への攻撃で起きたのは、戦争が…
  • 9
    裁判沙汰になった300年前の沈没船、残骸発見→最新調…
  • 10
    北朝鮮を訪問したプーチン、金正恩の隣で「ものすご…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 4
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 5
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 6
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶり…
  • 7
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 8
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 9
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 10
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中