米GM、インディアナ州工場で生産拡大 トランプ大統領の輸入車関税受け

4月3日、米ゼネラル・モーターズ(GM)は、トランプ米大統領が輸入車に25%の関税を課すと発表したことを受け、米南部インディアナ州フォートウェインの組立工場でピックアップトラックを増産する計画を明らかにした。写真はGMの工場。1月29日、メキシコのラモス・アリスペ市で撮影(2025年 ロイター/Daniel Becerril)
[デトロイト 3日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズ(GM)は3日、トランプ米大統領が輸入車に25%の関税を課すと発表したことを受け、米南部インディアナ州フォートウェインの組立工場でピックアップトラックを増産する計画を明らかにした。デニス・ピメンタ工場長が従業員向けに配信したウェブキャストで語った。
フォートウェイン工場ではピックアップトラックの「シボレー・シルバラード」と「GMCシエラ」を生産しており、ピメンタ氏は増産のために従業員の残業日を追加する可能性もあると表明した。GMはこの日出した声明で、フォートウェイン工場での「運営調整」のために臨時従業員を雇用することを明らかにした。
フォートウェイン工場を所管する全米自動車労働組合(UAW)の2209支部のリッチ・ルトルノー支部長は組合員への書簡で、工場の生産ペースを上げる一環として225―250人の追加雇用が生まれるとの見方を示した。
GMはフォートウェイン工場での増産に向けた改修のため、復活祭(イースター)休暇後の4月22―25日に工場を閉鎖すると発表した。
GMはシボレー・シルバラードとGMCシエラをメキシコ・シラオとカナダ・オシャワの工場でも製造しており、米国にも輸出している。バークレイズのレポートによると、GMは大型ピックアップトラックの生産の約半分はメキシコとカナダで手がけている。今のところシラオ、オシャワ両工場とも通常通り生産しているという。
GMのメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は1月の決算説明会で、輸入車への関税強化の対策として米国でピックアップトラックを増産する可能性を示唆していた。