最新記事

マスク

マスクをしろと言われて逆ギレ殺人も 自由や権利をここで振りかざす恥ずかしい人々 

Bus Driver Brain Dead After Trying to Stop Passengers Boarding Without Mask

2020年7月7日(火)19時00分
スー・キム

フランスではバスに乗車する時のマスクは義務化されているのだが Eric Gaillard-REUTERS

<暴行を受け脳死状態になってしまったフランスのバス運転手は、特別に凶悪なグループに当たってしまったのかもしれないが、欧米ではマスク着用を求められて暴れる人間は、若い女性にも珍しくない>

フランス南西部の都市バイヨンヌで、路線バスの運転手に暴行を加えたとして5人組が逮捕された。暴行のきっかけは、5人組が7月5日夜、マスクを着用せずにバスに乗ろうとして乗車を拒否されたこと。新型コロナウイルスの流行が続くなか、フランスでは公共交通機関を利用する際はマスク着用が義務づけられている。

5人組は乗車券も持っておらず、乗車を拒んだ50代の運転手を何度も殴打したと報道されている。

地元警察によると、殴打された運転手が意識不明状態で病院に運び込まれたあと、7月6日に脳死判定を受けたという。

運転手は、バスを降りたところで5人組のひとりに頭部を殴られたという。

同僚の運転手たちは抗議のスト

事件発生翌日の月曜日には、現地の路線バス運行に乱れが生じた。同じバス会社で働くほかの運転手たちが、事件に抗議して乗務を拒否したためだ。彼らは、運転手の安全確保対策が不十分だったとして、地元のバス運行会社クロノプラスを非難した。

警察はこの事件について、まだ発表を行っていない。

組合代表者は、ラジオネットワーク「フランス・ブリュ」の地元局に対し、運転手は5人組がバスに犬を連れ込もうとしたこともあって乗車を拒否したようだと語った。

一方、米テキサス州では6月29日(現地時間)、セブンイレブンを訪れた女性客がカウンターに唾を吐いた様子が、防犯カメラでとらえられていた。女性客がマスクを着用していなかったため、店員がレジ清算を拒否したからだという。

女性客は店員に対して悪態をつき、自分にはマスクを「しない権利」があると言い放ってカウンターに唾を吐いた。そんな例はまだまだある。

商品を放り投げる客、カウンターに唾を吐く客


「呼吸器に問題があるので医者にマスクを止められている」と怒る客



指を骨折したと思い病院に行ったら、マスクをしていなければ診療できないと言われ、警備員に追い出された女性のツイート

<参考記事>ドイツ人 マスク嫌いすぎで小売業がピンチ
<参考記事>【動画】マスク姿のアジア人女性がニューヨークで暴行受ける

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米GM、インディアナ州工場で生産拡大 トランプ大統

ビジネス

アングル:日本の不動産は「まだ安い」、脱ゼロインフ

ビジネス

米モルガンSが日本特化型不動産ファンド、1000億

ワールド

中国格付け、公的債務急増見込みで「A」に引き下げ=
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最後の1杯」は何時までならOKか?...コーヒーと睡眠の「正しい関係」【最新研究】
  • 2
    【クイズ】日本の輸出品で2番目に多いものは何?
  • 3
    アメリカで「最古の銃」発見...いったい誰が何のために持ち込んだ?
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    得意げに発表した相互関税はトランプのオウンゴール…
  • 6
    「ネイティブ並み」は目指す必要なし? グローバル…
  • 7
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 8
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 9
    アメリカから言論の自由が消える...トランプ「思想狩…
  • 10
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 5
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 6
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 7
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 8
    突然の痛風、原因は「贅沢」とは無縁の生活だった...…
  • 9
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 5
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 6
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 7
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 8
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアで…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中