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感染症対策新型コロナワクチンの初期治験成功 米ファイザーと独ビオンテック
ドイツのバイオ医薬ベンチャー、ビオンテックと米製薬大手ファイザーが発中の新型コロナウイルスワクチンが、初期段階の臨床試験(治験)で有効性や十分な忍容性(副作用への耐用性)を示したことが分かった。写真は4月10日撮影(2020年 ロイター//Dado Ruvic)
ドイツのバイオ医薬ベンチャー、ビオンテック<22UAy.F>と米製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナウイルスワクチンが、初期段階の臨床試験(治験)で有効性や十分な忍容性(副作用への耐用性)を示したことが分かった。
ビオンテックによると、24人の健康な被験者を対象に2種類の用量の試験を実施。その結果28日後に感染者に通常見られる水準を超える抗体が確認された。
ワクチンの投与は各用量とも3週間で2回行った。投与量が高い場合、2回目の投与後4人中3人に短期間の発熱が見られた。
ビオンテックのウグル・サヒン共同創業者兼最高経営責任者(CEO)は「ワクチンが免疫活動をもたらし、強い免疫反応を引き起こすことが示された」と述べ、大規模治験に向け準備を進めていることを明らかにした。
みずほ証券のアナリスト、ダイバン・バミル氏は「さらに多くの取り組みが必要だが、これまでのところ利便性がリスクを上回っているようだ」と指摘した。
コロナワクチンを巡っては世界中で17件の治験が実施されており、ビオンテックとファイザーのほか、米モデルナや中国のカンシノ・バイオロジクス(康希諾生物)、イノビオ・ファーマシューティカルズなどが開発に取り組んでいる。
*情報を追加しました。
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