感染拡大は「野球に例えれば今はまだ2回の表」、米感染症専門家
MAXIMUM UNCERTAINTY
──接触追跡については?
それで何かが変わるのかどうか、誰もきちんと検討していない。アジアには、陽性と判明した人は隔離施設で14日間過ごす国々がある。アメリカでそれができるだろうか?
──接触追跡は現実的ではない?
現実的だとは思わない。
──指導者たちは今、どんなメッセージを出すべきだろう。
正しい答えは誰にも分からない。死亡リスクの高い人をどう守るか?社会としてどう動いていくのか?今われわれがすべきなのは疑問を投げ掛けることであり、答えることではない。総意形成のために議論を続けなくてはならない。
<本誌2020年6月23日号「コロナ時代の個人情報」特集より>
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