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パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(14日現在)

2020年5月14日(木)12時15分

■世界経済、20年に3.2%縮小の公算 新型コロナで=国連

国連経済社会局(DESA)は13日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)によって経済活動が急速に制限され、不確実性が増したことにより、世界経済は2020年に3.2%縮小することが見込まれると発表した。

■中国、コロナ対応拡充 利下げなどの手段利用=発改委

中国国家発展改革委員会(NDRC)の何立峰主任は13日、新型コロナウイルス感染拡大による影響への対応の一環として、潤沢な流動性を維持すると同時に、市中金利を低水準にとどめるために、預金準備利率(RRR)の引き下げや利下げなどの手段を利用していく方針を示した。

■米公務員年金基金、中国企業への投資を無期延期に

米連邦職員や軍人の退職金である連邦公務員向け確定拠出型年金(TSP)の運用を手掛ける米連邦退職貯蓄投資理事会(FRTIB)は13日、一部中国企業への投資を無期延期すると発表した。

■ユーロ圏経済活動、最悪期過ぎた公算 回復に最大2年=ECB副総裁

欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は13日、新型コロナウイルス感染拡大による影響について、経済活動の面でユーロ圏では最悪期は過ぎたと述べた。ただ経済が完全に回復し、以前の状態に戻るには最大2年かかるとの見通しを示した。

■中国、新型コロナ対策で韓国と協力 首脳が会談=国営テレビ

中国の習近平国家主席は13日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に対し、新型コロナウイルスの感染予防と制御で韓国と一段と協力する意向があることを伝えた。国営テレビの中国中央電視台(CCTV)が報じた。

■新型コロナ終息に「長い道のり」、リスク依然高い=WHO高官

世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン氏は13日、新型コロナウイルス流行で休止状態にあった経済再開に向けた動きが世界で広がっているものの、新型コロナ終息に向けた「道のりはまだ長い」との認識を示した。

■中国系ハッカー集団、新型コロナ研究機関に不正侵入=米当局

米連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省は13日、中国系のハッカー集団が新型コロナウイルス感染症に関する研究を手掛ける米国機関に不正侵入していると発表し、科学者や公衆衛生当局者に注意を呼び掛けた。

■米ワシントンDC、コロナ外出禁止令を延長 6月8日まで

米国の首都ワシントンDC(コロンビア特別区)のボウザー市長は13日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた外出禁止令を6月8日まで延長すると発表した。今月15日が期限だった。

■中国テンセント、第1四半期決算が予想上回る 外出制限が追い風

中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント・ホールディングス)<0700.HK>が13日発表した第1・四半期(3月末まで)決算は売上高・利益ともに市場予想を上回った。新型コロナウイルスの感染拡大を抑制するロックダウン(都市封鎖)措置がゲーム需要の押し上げにつながった。

■米、「川崎病」など子どもの炎症性疾患の報告指示へ コロナに関連

米疾病対策センター(CDC)は、「川崎病」など新型コロナウイルスに関連して子どもがかかる炎症性疾患の症例を報告するよう、医師らに指示する方針で、13日か14日にも発表する見通し。

■米・カナダ、国境閉鎖を6月21日まで延長の公算=関係筋

米国とカナダが新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた国境閉鎖措置を6月21日まで延長する公算が大きいと、関係筋が13日明らかにした。


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