最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(14日現在)

2020年5月14日(木)12時15分

■パウエル氏、マイナス金利導入を改めて全面否定

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は13日、金利先物トレーダーに極めて明確なメッセージを送った。FRBがマイナス金利政策を採用するという読みが、全くの的外れだということだ。

■EXCLUSIVE-EU、新型コロナワクチン確保に向け緊急基金で生産支援も=文書

欧州連合(EU)の欧州委員会は、新型コロナウイルス感染症のワクチン不足を防ぐため、24億ユーロ(26億ドル)規模の緊急基金をワクチン開発・生産支援に充てる可能性があることがロイターが確認した内部文書で分かった。

■米経済はゆっくり再開へ、遅すぎれば多大なリスク=財務長官

ムニューシン米財務長官は13日、米国の経済活動はゆっくりと再開されるとの見方を示した上で、再開が遅すぎると経済が深刻な打撃を受けるリスクが生じると警告した。

■サノフィ、欧州でも新型コロナワクチン開発加速へ 米予約が優先

フランス製薬大手サノフィは13日、欧州連合(EU)やフランス、ドイツ両政府と、欧州で利用できる新型コロナウイルスワクチンの開発加速について協議を進めていると明らかにした。

■世界各国の議員300人超、IMF・世銀に最貧国の債権放棄を要請

世界各国の300人を超える議員らが13日、国際通貨基金(IMF)と世界銀行に対し、最貧国向け債権の放棄と世界経済の崩壊回避に向けた資金調達を要請する書簡を送付した。新型コロナウイルス感染拡大への対処が目的。

■EU、加盟国にコロナ感染者追跡アプリの導入要請 任意利用が前提

欧州連合(EU)欧州委員会は13日、加盟国政府に対し、スマートフォンを使って新型コロナウイルス感染者の接触者を追跡するアプリを導入するよう求めた。任意利用が前提となる。国境封鎖を解除し、域内の観光・旅行業界を再活性化する取り組みの一環。

■ブラジルの新型コロナ感染者、約19万人に 世界で6位

ブラジル政府は13日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1万1385人増え、18万8974人になったと発表した。米国やイタリア、フランスなどを抜き、世界で6番目となった。死者は749人増えて1万3149人に達した。

■米大統領、コロナワクチン開発加速計画にグラクソ元幹部など起用へ

トランプ米大統領は、新型コロナウイルスのワクチン開発を加速する「ワープ・スピード作戦」の主要ポストに英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)の元幹部と米陸軍大将を起用する見通し。トランプ政権の当局者が13日、明らかにした。

■経済再開巡るファウチ氏の警告、トランプ氏「受け入れられない」

トランプ米大統領は13日、政権の新型コロナウイルス対策本部に加わる国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長が、経済活動の再開を急げば感染の第2波を招くリスクがあると議会で証言したことに驚いたと述べ、「受け入れられない」と否定的な見方を示した。

■全米知事会、連邦議会に財政支援要請 「超党派で結束を」

全米の民主、共和両党の州知事は13日、連邦議会に対し、党派対立を乗り越え、新型コロナウイルスとの闘いで経済が打撃を受けている州や地方政府への支援を行うよう要請した。

■中国系ハッカー集団、新型コロナ研究機関に不正侵入=米当局

米連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省は13日、中国系のハッカー集団が新型コロナウイルス感染症に関する研究を手掛ける米国機関に不正侵入していると発表し、科学者や公衆衛生当局者に注意を呼び掛けた。


【関連記事】
・緩むとこうなる?制限緩和を試みた韓国にコロナのしっぺ返し
・東京都、新型コロナウイルス新規感染10人 3月下旬以来の少なさ
・WHO、複数の新型コロナウイルス治療薬に注目 ワクチン開発は難航と予測
・韓国・梨泰院のクラスター、新型コロナ感染102名に ゲイの濃厚接触者の追跡がネックに

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナのNATO加盟、同盟国説得が必須=ゼレン

ワールド

インド中銀がインフレ警戒、物価高騰で需要減退と分析

ワールド

米国、鳥インフルで鶏卵価格高騰 過去最高を更新

ワールド

トランプ氏次男妻、上院議員への転身目指さず ルビオ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:アサド政権崩壊
特集:アサド政権崩壊
2024年12月24日号(12/17発売)

アサドの独裁国家があっけなく瓦解。新体制のシリアを世界は楽観視できるのか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 2
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 3
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    トランプ、ウクライナ支援継続で「戦況逆転」の可能…
  • 5
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、…
  • 6
    「私が主役!」と、他人を見下すような態度に批判殺…
  • 7
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 8
    「オメガ3脂肪酸」と「葉物野菜」で腸内環境を改善..…
  • 9
    「スニーカー時代」にハイヒールを擁護するのは「オ…
  • 10
    「たったの10分間でもいい」ランニングをムリなく継続…
  • 1
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──ゼレンスキー
  • 4
    村上春樹、「ぼく」の自分探しの旅は終着点に到達し…
  • 5
    おやつをやめずに食生活を改善できる?...和田秀樹医…
  • 6
    女性クリエイター「1日に100人と寝る」チャレンジが…
  • 7
    【クイズ】アメリカにとって最大の貿易相手はどこの…
  • 8
    「どんなゲームよりも熾烈」...ロシアの火炎放射器「…
  • 9
    【駐日ジョージア大使・特別寄稿】ジョージアでは今、…
  • 10
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 1
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が明らかにした現実
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    ロシア兵「そそくさとシリア脱出」...ロシアのプレゼンス維持はもはや困難か?
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    半年で約486万人の旅人「遊女の数は1000人」にも達し…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    「炭水化物の制限」は健康に問題ないですか?...和田…
  • 8
    ミサイル落下、大爆発の衝撃シーン...ロシアの自走式…
  • 9
    コーヒーを飲むと腸内細菌が育つ...なにを飲み食いす…
  • 10
    2年半の捕虜生活を終えたウクライナ兵を待っていた、…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中