新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(13日現在)
■FRBの社債ETF購入、発表自体が市場支援=セントルイス連銀総裁
米セントルイス地区連銀のブラード総裁は12日、 米連邦準備理事会(FRB)が同日開始する、社債に投資する上場投資信託(ETF)購入などの信用ファシリティーについて、実施の発表だけでも市場の支援につながっていると述べた。
■NYのブロードウェー劇場街、9月6日まで閉鎖継続へ
米業界団体ブロードウェー・リーグは12日、新型コロナウイルス流行に伴うニューヨーク・ブロードウェー劇場街の閉鎖を9月6日まで延長すると発表した。
■イタリア、新型コロナ死者3.09万人 感染者の伸び拡大
イタリアで確認された新型コロナウイルス感染症による死者数は12日に172人増え、累計で3万0911人となった。前日は179人増加していた。イタリアの死者数は米国、英国に続き世界で3番目に多い。
■IMF、世界経済見通しさらに下方修正へ コロナ打撃「想像以上」
国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は12日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が各国経済に想像以上の打撃を及ぼしていることから、世界経済見通しをさらに下方修正する公算が極めて大きいと表明した。
■マイナス金利に反対、財政政策の補完必要=米ダラス連銀総裁
米ダラス地区連銀のカプラン総裁は12日、連邦準備理事会(FRB)の措置は財政政策で補完される必要があるとの考えを示すと同時に、マイナス金利政策で金融部門に対する阻害を上回る恩恵を受けられるのか疑念を持っているとして、導入に反対する姿勢を示した。
■米経済、コロナ危機から迅速な回復不可能=ミネアポリス連銀総裁
米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は12日、米経済が新型コロナウイルス危機から迅速に回復することはあり得ず、ワクチンが開発されるまでは完全に回復しないかもしれないという見方を改めて示した。
■カナダ新型コロナ死者5000人突破、首相「高齢者施設の改革必要」
カナダで確認された新型コロナウイルス感染症による死者数が12日、5000人を突破した。トルドー首相は多くの死者を出した高齢者施設に大きな改革が必要と述べた。
■早期経済再開に第2波リスク、景気回復転覆も=米フィラデルフィア連銀総裁
米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は12日、新型コロナウイルス感染拡大による危機からの景気回復は一様でないとし、感染拡大抑制策を性急に緩和し感染拡大の第2波に見舞われれば、景気は再び悪化すると警告した。
■英、雇用維持策を4カ月延長 企業のコスト負担義務化も
英政府は12日、新型コロナウイルス対策の1つである雇用維持スキームを4カ月延長すると発表した。一方、8月以降は企業が同政策にかかる莫大なコストを一部負担する必要があるとした。
■EXCLUSIVE-OPECプラス、6月以降も現行の協調減産継続=関係筋
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」が6月以降も現行水準の協調減産を継続する意向であることが12日、複数の関係筋の話で明らかになった。
■トランプ政権、連邦職員年金による中国株投資停止に圧力
トランプ米政権が連邦職員や軍人の退職金を運用する基金に対し、米国の安全保障を脅かす恐れがあるなどと米政府が認識する中国企業への投資を停止するよう圧力をかけていることが、ロイターが入手した書簡で明らかになった。
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