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北朝鮮

金正恩重体説に飛びつく期待と幻想

The Curious Case of the Maybe Dead Dictator

2020年4月22日(水)18時35分
モーテン・ソエンダーガード・ラーセン

実際のところ、決定的なことはまだ誰にもわからない。歴史を振り返れば、金正恩の父である金正日が死亡したときには、公表まで2日かかった。情報がないということは何かを意味するかもしれないが、何の意味もないかもしれない。

そして西側メディアは、確実な情報がほとんどないところから、すべてを読み取ろうとしている。この事実こそが、私たちのものの見方を表している、とデルリー教授は言う。

「私たちは、北朝鮮のことを、もはや存在すべきではない歴史の間違った側にある非常に不安定な存在だと考えている。だから、少しばかりの証拠に基づいて、『これは北朝鮮の終わりだろうか』という議論を始めるのだ」と、デルリーは言う。「私たちの考えというのは、だいたいそんなものだ」

(翻訳:栗原紀子)

From Foreign Policy Magazine

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