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感染症対策スペイン首相、新型コロナウイルスの都市封鎖を一部緩和 地方政府から批判の声も
スペイン政府は、新型コロナウイルスの感染防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置を一部緩和した。写真はマドリードでマスクを配布する警官(2020年 ロイター/Juan Medina)
スペイン政府は13日、新型コロナウイルスの感染防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置を一部緩和した。建設や製造など一部産業の業務再開が認められる。
ただ、国民の大半は引き続き外出を制限され、商店やバーなども少なくとも今月26日まで休業が続く。
保健省の13日のデータによると、新型コロナによる死者は517人増え、合計1万7489人。感染者は計16万9496人と、前日の16万6019人から増加した。
首都マドリードにあるアトーチャ駅は13日朝も通勤客はごくわずか。道路の交通量も少ない。
サンチェス首相は12日の会見で、一部企業の業務再開について、専門家委員会の意見を踏まえての決定だと説明し、進展状況をみながらさらに解除を進める考えを示した。
首相は「われわれは、通常の生活を始める段階からまだほど遠い。ただ、勝利に向けた最初の確固たる措置に着手した」と語った。
地方政府の一部の指導者は首相の決定を批判。感染が再び拡大するリスクがあると非難している。
業務を再開した機械メーカーのニコラス・コレアは、従業員の健康を最優先すると表明した。
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