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感染症対策安倍首相、感染防止策は「集団免疫」獲得を直接の目的とせず
安倍晋三首相(写真)は衆院本会議で、政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止にあたり、国民の多数が感染することで免疫をつけさせる「集団免疫」の獲得を直接の目的とはしていないとの見解を示した。写真は都内で3月撮影(2020年 ロイター/ISSEI KATO)
安倍晋三首相は3日の参院本会議で、政府は新型コロナウイルスの感染拡大防止にあたり、国民の多数が感染することで免疫をつけさせる「集団免疫」の獲得を直接の目的とはしていないとの見解を示した。大塚耕平委員(国民)への答弁。
大塚氏は英国政府が当初、集団免疫の方針を打ち出していたが、犠牲者が40万人に上るとの試算を受けて、徹底的な検査と隔離策に転じた例を取り上げ、日本政府の方針は集団免疫の獲得かと質問した。
首相は日本政府の対応について、「イベントの自粛など徹底したクラスター対策で、感染のピークを小さくし、治療薬の開発に必要な準備期間を確保しつつ、可能な限り死亡者を抑制するもので、集団免疫の獲得を直接の目的とはしていない」と答弁した。
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