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感染症対策米当局、GMとフィリップスに人工呼吸器7.3万台発注 約1200億円で契約
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米保健福祉省(HHS)は8日、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)に対し、重症化した新型コロナウイルス感染者の治療に必要な人工呼吸器の製造を発注した。ニューヨークで3月撮影(2019年 ロイター/CAITLIN OCHS)
米保健福祉省(HHS)は8日、自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)とオランダの医療機器・ヘルスケア大手フィリップスに対し、重症化した新型コロナウイルス感染者の治療に必要な人工呼吸器7万3000台の製造を発注した。契約金額は総額11億ドル超。
トランプ大統領が発動した「国防生産法(DPA)」下で人工呼吸器製造に関する契約は初めて。
GMは医療機器メーカーのベンテック・ライフ・システムズと協力し、8月末までに3万台の人工呼吸器を米政府に納入する。まずは6132台を6月1日までに納入する見通し。契約規模は4億8900万ドル。
フィリップスは年末までに4万3000台を製造。当初は5月末までに2500台の製造を目指す。契約金は6億4670万ドル。
トランプ大統領は先週、国防生産法に基づき、フィリップスのほか、ゼネラル・エレクトリック(GE)、ヒルロム・ホールディングス、メドトロニック、レスメド、バイエア・メディカルの人工呼吸器メーカー6社に支援を命じた。
*内容を追加しました。
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