最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(8日現在)

2020年4月8日(水)18時15分

■中国、途上国の債務問題で個別協議 コロナ危機対応=当局者

中国当局者は7日、新型コロナウイルスの感染拡大で経済的な困難に直面している途上国に対し、中国は主要な債権国として個別に対応していくと述べた。

■米政権、2500億ドルの中小企業追加支援要請 9日可決目指す

トランプ米政権は7日、新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に陥っている中小企業に対する追加的な2500億ドルの支援を可決するよう議会に要請した。上院共和党トップのマコネル院内総務は9日にも可決するよう呼び掛けている。

■新型コロナで米経済第2四半期は30%縮小、回復は鈍い=バーナンキ元FRB議長

バーナンキ元米連邦準備理事会(FRB)議長は7日、新型コロナウイルス感染拡大抑制策で経済活動が停止する中、米経済は第2・四半期は30%を超えて縮小する恐れがあり、経済が立ち直るまでに数年かかる可能性があるとの見方を示した。

■WHOは中国中心主義、新型コロナ対応で「大失敗」=トランプ氏

トランプ米大統領は7日、新型コロナウイルス感染拡大を巡り、世界保健機関(WHO)が「中国中心主義」で、世界に不適切な提言を行っていると批判した。

■NY州のコロナ死者最多に、感染者はイタリア超え 安定化兆しも

米ニューヨーク州のクオモ知事は7日、新型コロナウイルス感染症による入院者の増加ペースが安定化の兆しを示していると述べた。しかし、死者は前日から731人増えて5489人に達し、1日当たりの死者数としてはこれまでで最多となった。

■仏、新型コロナ死者1万人突破 世界で4カ国目

フランス保健省は7日、同国で確認された新型コロナウイルス感染による死者が1万人を突破したと発表した。死者が1万人を超えるのはイタリア、スペイン、米国に続き世界で4カ国目。死者の増加率も連日で上昇した。

■イタリア、新型コロナ感染が3月中旬以来の低水準に 死者1.7万人

イタリア当局は7日、新型コロナウイルス感染による死者が604人増え、前日の636人から減少したと発表した。死者数は計1万7127人に達した。

■米高官、武漢市研究所との直接協力を呼び掛け 新型コロナ研究で

米政府高官は7日、新型コロナウイルスの研究に関し、米国が中国湖北省武漢市にある研究所と直接協力することを認めるよう中国に呼び掛けた。

■全ての国がコロナ巡り誠実な対応を 米国務長官、中国名指しせず

ポンペオ米国務長官は7日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)を抑えるため、全ての国が透明性を持って誠実に対応するよう呼び掛けた。

■ECB、担保条件緩和で銀行の資金調達円滑化

欧州中央銀行(ECB)は7日、新型コロナウイルス感染拡大による経済に対する影響に対応するため、担保条件を緩和して銀行が低金利で流動性を調達できるようにすると発表した。

■英ジョンソン首相、肺炎の診断受けず 自発呼吸で容態安定

英首相報道官は7日、新型コロナウイルス感染による症状が悪化し6日に集中治療室(ICU)に移されたジョンソン首相(55)について、容態は安定しているとし、肺炎の診断は受けていないことを明らかにした。

■ハンガリー中銀、担保付き貸出金利引き上げ 債券買い入れ再開

ハンガリー国立銀行(中央銀行)は7日、担保付き貸出金利を予想に反して引き上げた。債券買い入れのほか、企業を対象にした大規模な貸し出しプログラムを開始した。新型コロナウイルスによって打撃を受けた経済を下支えするのが狙い。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

スペイン・ポルトガルで大規模停電、市民生活混乱 原

ワールド

BRICS外相会合、トランプ関税の対応協議 共同声

ワールド

ウクライナ、米と可能な限り早期の鉱物協定締結望む=

ワールド

英、EUと関係再構築へ 価値観共有を強調=草案文書
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 3
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは? いずれ中国共産党を脅かす可能性も
  • 4
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 7
    体を治癒させる「カーニボア(肉食)ダイエット」と…
  • 8
    トランプの中国叩きは必ず行き詰まる...中国が握る半…
  • 9
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 10
    【クイズ】米俳優が激白した、バットマンを演じる上…
  • 1
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 5
    「スケールが違う」天の川にそっくりな銀河、宇宙初…
  • 6
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 7
    【クイズ】「地球の肺」と呼ばれる場所はどこ?
  • 8
    教皇死去を喜ぶトランプ派議員「神の手が悪を打ち負…
  • 9
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった...糖尿病を予防し、がんと闘う効果にも期待が
  • 4
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 7
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 8
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
  • 9
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中