新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(28日現在)
米国で新型コロナウイルス感染拡大で休止状態にある経済活動再開に向けた動きが強まっている。ジョージア州スマーナで撮影(2020年 ロイター/ELIJAH NOUVELAGE)
■英で子どもが炎症で死亡、新型コロナとの関連調査 川崎病に似た症状も
英国のハンコック保健相は28日、同国で既往症のない子どもが珍しい炎症性症候群で死亡するケースが複数でており、研究者らがCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)と関連があるとみていると述べた。
■イングランドとウェールズの新型コロナ死者、病院統計より35%多い=統計局
イギリス国家統計局(ONS)は、イングランドとウェールズの新型コロナウイルス感染症による全体の死者数は、政府が発表した病院での死者数より35%多いと指摘した。
■スウェーデン中銀、政策金利0.00%に据え置き 必要となれば利下げも
スウェーデン中央銀行は28日、政策金利のレポレートを予想通りゼロ%に据え置くとともに、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響を緩和するために導入した一連の措置にも大きな変更は加えなかった。ただ、必要となれば追加の措置を取る用意があるとも表明した。
■ユーロ圏の銀行、企業向け融資の審査基準緩和へ=ECB
欧州中央銀行(ECB)が28日公表した調査結果によると、ユーロ圏の銀行は第2・四半期に緊急融資の需要が再び急増すると予想している。
■UBS、第1四半期純利益は40%増 市場混乱で顧客の取引活発化
スイスの金融大手UBSが28日発表した第1・四半期決算は、純利益が40%増加した。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で市場が混乱したことを受けて顧客が取引を活発化させた。
■ドイツ経済、今年は6.6%縮小へ=IFO
ドイツのIFO経済研究所は28日、今年のドイツ経済は新型コロナウイルス危機の影響で6.6%縮小し、国内総生産(GDP)が危機前の状態に戻るのは2021年末になると予想した。
■米の新型コロナ死者、8月までに7.4万人突破の可能性=米研究所
米ワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)の予測モデルによると、米国内の新型コロナウイルス感染症による死者は8月までに7万4000人を突破する見通し。
■封鎖が予想以上に長引けば、飲食業向け救済基金が必要に=独経済相
ドイツのアルトマイヤー経済相は28日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための封鎖措置が予想以上に長引いた場合、飲食産業が救済資金を必要とするようになるとの見方を示した。
■武漢ウイルス研究所、新型コロナ製造説を否定 起源は依然不明
武漢ウイルス研究所(WIV)は、同研究所が「2019新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」を製造し漏洩させたとする説を事実無根として否定した。また、ウイルスの起源について結論は出ていないとした。
■「危機を愛する金」、コロナでも通用するか
昔から「金は危機を愛する」という相場の格言がある。投資家が資金の逃避先を求める中、今年の金相場は年初来で13%上昇し2012年以来の高値を付けた。一段の上昇を見込む声も多い。格言はこれまでのところ、新型コロナウイルス危機でも通用するように見える。
■英BP、第1四半期は大幅減益・債務増加 原油需要低迷で
英国際石油資本(メジャー)BPが発表した第1・四半期決算は、新型コロナウイルス危機を受けた石油需要の急減で利益が前年同期の3分の1に落ち込み、債務も増加した。先行きの見通しは非常に不透明との認識も示した。
■独政府とルフトハンザ航空、支援策でまだ合意していない=関係筋
関係筋によると、ルフトハンザ航空とドイツ政府は、同航空に対する支援策についてまだ合意はしていない。
■コロナ対応支える「陰の英雄」かかし、英南部の村で勢ぞろい
ロンドンの南サリー ヒルズの村カペルで、医師や看護師をはじめとする新型コロナウイルス対策を支える「陰の英雄」を模したかかしが家々の庭に飾られている。
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