新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(24日現在)
■新型コロナ、日光と高湿度で威力弱まる=研究結果で米政府高官
米国土安全保障省の高官は23日、新型コロナウイルスに関する政府の研究で、日光が当たる場所や高温・高湿度の環境下では、より短い時間で威力が弱まる傾向が示されたと明らかにした。
■米国の自動車工場、5月上旬再開「あまりに危険」=全米自動車労組
全米自動車労組(UAW)のギャンブル委員長は23日、自動車工場とミシガン州経済を5月上旬に再開するのは「あまりに早くあまりに危険」だと表明した。職場が安全だと確信するのに科学的データとウイルス検査が不十分だとしている。
■S&P、独コメルツ銀を格下げ ドイツ銀の見通しも引き下げ
格付け会社S&Pは23日、ドイツのコメルツ銀行の格付けを1段階引き下げて「BBBプラス」とした。また、ドイツ銀行の格付け見通しも「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。両行とも新型コロナウイルスの感染拡大で経営の見通しが厳しさを増しているため。
■英ジャガー、5月18日から一部欧州生産を再開、従業員の安全策も検討
インドのタタ・モーターズ傘下の英高級車部門ジャガー・ランドローバー(JLR)は、5月18日から一部の欧州生産を再開すると明らかにした。再開する施設には、英国の3工場の一つと、新型の「ディフェンダーが生産されているスロバキアの工場が含まれるという。
■NY州の14%に抗体確認、新型コロナで3000人検査
米ニューヨーク州のクオモ知事は23日の会見で、州内で無作為に選んだ3000人に新型コロナウイルスの抗体検査を行った結果、14%近くの人が抗体を持っていることがわかったと発表した。
■金正恩氏の健康不安説、トランプ氏「誤った報道」と否定
トランプ米大統領は23日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の健康不安を巡る今週の報道について、誤っていると述べ、改めて否定的な見方を示した。ただ、北朝鮮の当局者と連絡を取り合っているかどうかについては言及しなかった。
■米下院、約5000億ドルの新型コロナ追加対策可決 大統領が署名へ
米下院は23日、中小企業向けの追加支援や病院への支援を盛り込んだ4840億ドルの新型コロナウイルス追加対策法案を388対5の賛成多数で可決した。
■FRBのバランスシート、6.62兆ドルに拡大 過去最高更新
米連邦準備理事会(FRB)のバランスシートは今週、過去最高の6兆6200億ドルに拡大した。新型コロナウイルス対応として打ち出した無制限金融緩和で、資産の買い入れを積極的に行っていることが背景。
■ジョンソン英首相、早ければ27日の職務復帰を検討=テレグラフ
ジョンソン英首相は早ければ27日にも職務に復帰し、新型コロナウイルス危機対応の指揮を再び執ることを検討している。英紙テレグラフが報じた。
■米FRB、銀行の日中当座貸越に関する要件を緩和 新型コロナで
米連邦準備理事会(FRB)は23日、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が続く期間、融資が確実に継続されるよう、銀行の日中当座貸越に関する要件を一時的に緩和すると発表した。
■米FRB、新貸出制度の運用詳細を月次公表へ 透明性強調
米連邦準備理事会(FRB)は23日、新型コロナウイルスへの対応で新たに導入した複数の貸出制度の運用に関する詳細を少なくとも月1回公表すると明らかにした。貸出先の名前や貸出金額などを報告し、情報公開の透明性を確保する。
■米の新型コロナ死者4.9万人突破、4月は1日平均2000人死亡=ロイター集計
ロイターの集計によると、新型コロナウイルス感染症による米国の死者が23日、4万9000人を突破した。4月に入ってから1日に当たりの死者は平均2000人となっており、このペースが続けば死者数は24日までに5万人に達する見通し。
【関連記事】
・新型コロナウイルスは日光・高温・多湿で威力弱まる=米政府研究
・NY州民3000人検査で14%に抗体確認 新型コロナウイルス感染270万人か
・新型コロナウイルス感染症で「目が痛む」人が増えている?
・日本はコロナ危機ではなく人災だ