最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(24日現在)

2020年4月24日(金)19時42分

■新型コロナ、生活の正常化は当面あり得ない=スコットランド首相

スコットランドのスタージョン行政府首相は23日、新型コロナウイルス感染拡大抑制のための最も厳格な規制が解除されても平常時の生活が戻る公算は小さいとし、社会的距離(ソーシャルディスタンス)政策は年内またはそれ以降も継続する可能性があると述べた。

■南ア、5月1日にロックダウン緩和へ 一部事業の再開可能に

南アフリカのラマポーザ大統領は23日、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置を5月1日に緩和し、一部産業の事業活動再開を認める方針を示した。

■英消費者信頼感指数、4月前半も2009年2月以来の低水準=GfK

市場調査会社GfKが発表した4月1─14日の英消費者信頼感指数は3月16─27日と同じマイナス34となり、引き続き2009年2月以来の低水準だった。3月前半のマイナス9からは大幅に低下している。

■米FRBの企業融資制度、エネルギー業界の除外継続を=民主党議員

米民主党の2人の議員は23日、連邦準備理事会(FRB)に宛てた書簡で、6000億ドルの企業向け融資制度について、国内のエネルギー業界が他の債務返済に資金を充当できるよう条件を変更すべきとする同業界の要望を拒否するよう求めた。

■インド4―6月期はマイナス成長へ 90年代半ば以降で初[

ロイター調査によると、新型コロナウイルスの感染拡大に対応したロックダウン(封鎖措置)の影響で、インド経済は4─6月期に1990年代半ば以降で初めてマイナス成長に陥る見通しだ。

■共和党幹部の州破産巡る発言、NY州知事が「最も愚かな考え」

米ニューヨーク州のクオモ知事は23日の会見で、上院共和党トップのマコネル院内総務が前日、新型コロナウイルスの影響で財政が圧迫されている州について、連邦破産法の適用申請を認めるほうが好ましいとの考えを示したことについて、「最も愚かな考え」だと批判し、容認すれば、株式市場の急落を引き起こすと指摘した。

■中国でもコロナ「再陽性」増加、SARSにない未知の特性

防護服、二重のマスク、フェイスシールドを着用したデュ・ミンジュンさんは、ある朝、武漢郊外にあるアパートの1室を訪れ、マホガニー製のドアをノックした。

■仏企業、ロックダウンで債務履行能力に懸念=中銀総裁

仏中央銀行のビルロワドガロー総裁は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため全土で実施されているロックダウン(都市封鎖)により、仏企業のバランスシートが著しく毀損し、債務履行能力が脅かされる可能性があるとの見方を示した。

■米、WHO資金拠出再開しない可能性 代替機関設立も=国務長官

ポンペオ米国務長官は世界保健機関(WHO)について、新型コロナウイルス感染拡大への対応を巡って抜本的な改革が必要との認識を示し、米国はWHOへの資金拠出を再開しない可能性があると述べた。また、WHOの代替機関の設立に取り組む可能性もあると表明した。

■EU、コロナ対応で1兆ユーロの緊急基金設立へ 詳細は持ち越し

欧州連合(EU)首脳は23日、新型コロナウイルス流行で打撃を受けた経済の復興を支援する1兆ユーロ規模の緊急基金を設立することで合意した。ただ、資金を返済の必要がない助成金として支給するのか、あるいは返済が必要な貸付金として支給するかを巡って各国の意見が分かれたため、詳細は今後に持ち越すことになった。

■豪、WHO総会でコロナ巡る各国査察を提言へ=首相

オーストラリアのモリソン首相は23日の記者会見で、5月17日の世界保健機関(WHO)の年次総会では、新型コロナウイルスの世界的大流行を巡り、各国に乗り込む権限を持つ査察官の仕組みを導入して国際調査を実施するよう求める方針を示した。


【関連記事】
・新型コロナウイルスは日光・高温・多湿で威力弱まる=米政府研究
・NY州民3000人検査で14%に抗体確認 新型コロナウイルス感染270万人か
・新型コロナウイルス感染症で「目が痛む」人が増えている?
・日本はコロナ危機ではなく人災だ

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ウクライナ軍撤退なければ、ドンバス地方を武力で完全

ビジネス

アングル:長期金利2.0%が視野、ターミナルレート

ワールド

中国、レアアース輸出ライセンス合理化に取り組んでい

ワールド

ADBと世銀、新協調融資モデルで太平洋諸島プロジェ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%しか生き残れなかった
  • 2
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与し、名誉ある「キーパー」に任命された日本人
  • 3
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国」はどこ?
  • 4
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 5
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 6
    【クイズ】日本で2番目に「ホタテの漁獲量」が多い県…
  • 7
    高市首相「台湾有事」発言の重大さを分かってほしい
  • 8
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙す…
  • 9
    台湾に最も近い在日米軍嘉手納基地で滑走路の迅速復…
  • 10
    見えないと思った? ウィリアム皇太子夫妻、「車内の…
  • 1
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 4
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 5
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 6
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 7
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 8
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 4
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 5
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中