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パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(24日現在)

2020年4月24日(金)19時42分

■ギリアドの新型コロナ薬、治験失敗と報道 WHOが誤って情報開示

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は23日、米ギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス感染症治験薬の初期臨床試験が失敗に終わったと報じた。これに対しギリアドは、早期に打ち切られた試験の結果であり、結論を導くことはできないと反論した。

■トヨタ、北米生産を5月4日から段階的に再開へ 安全策も実施

トヨタ自動車は23日、5月4日から北米での生産を段階的に再開すると発表した。同社の北米生産は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)を受け3月に操業が停止されていた。

■フランス、新型コロナ死者2.2万人に迫る 増加ペースは鈍化

フランス保健当局は23日、新型コロナウイルス感染症による死者が516人増え、計2万1856人になったと発表した。しかし、死者の増加ペースは2.4%と、前日までの2日間の2.6%から鈍化し、先週の4%強を大きく下回っている。

■米FRB、新貸出制度の運用詳細を月次公表へ 透明性強調

米連邦準備理事会(FRB)は23日、新型コロナウイルスへの対応で新たに導入した貸出制度の運用に関する詳細を少なくとも月1回公表すると明らかにした。貸出先の名前や貸出金額などを報告し、情報公開の透明性を確保する。

■WHO、新型コロナ薬・ワクチン開発加速へ 協力体制を24日発表

世界保健機関(WHO)は23日、新型コロナウイルスの治療薬や検査、ワクチンの開発を加速させる「画期的な協力体制」を24日に発表すると明らかにした。

■国際社会は1兆ドルの途上国債務免除を、UNCTAD訴え

国連貿易開発会議(UNCTAD)は23日、新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるう中、同機関が提案する取り決めによって途上国が抱える1兆ドル規模の債務を免除するよう国際社会に求めた。

■ギリアド、新型コロナ薬試験失敗と報道 WHOが誤って情報開示

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は23日、米ギリアド・サイエンシズの新型コロナウイルス感染症治験薬の初期臨床試験が失敗に終わったと報じた。

■米失業保険申請、減少も高水準維持 過去5週間で2650万件

米労働省が23日発表した18日終了週の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は442万7000件と、前週から81万件減少したものの高水準を維持し、過去5週間の申請件数は約2650万件となった。市場予想は420万件、予想上限は550万件だった。

■米の新型コロナ死者4.8万人突破、1日2000人が死亡=ロイター集計

ロイターの集計によると、新型コロナウイルス感染症による米国の死者が23日、4万8000人を突破した。4月に入ってから1日に当たりの死者は平均2000人となっており、同ペースが続けば死者数は今週中に5万人に達する見通し。

■イタリア政府、航空大手アリタリアを6月に完全国有化=産業相

イタリアのパトゥアネッリ産業相は23日、航空大手アリタリアが6月に完全国有化されると発表した。

■NY州、3000人対象に新型コロナ抗体検査 14%が陽性

米ニューヨーク州のクオモ知事は23日、買い物目的などで外出した3000人を対象に実施した新型コロナウイルス抗体検査で、約14%の陽性反応が確認されたと明らかにした。

■「コロナ対応ミス隠し」にWHO利用、米民主がトランプ氏批判

米下院の民主党議員らは、トランプ政権の世界保健機関(WHO)への姿勢を批判した上で、同機関への資金拠出を直ちに再開するよう要求した。

■欧州復興開発銀、新型コロナ支援金を30億ユーロ拡大

欧州復興開発銀行(EBRD)は23日、新型コロナウイルス流行で打撃を受けた企業や団体を支援するため、追加で30億ユーロを拠出すると明らかにした。


【関連記事】
・新型コロナウイルスは日光・高温・多湿で威力弱まる=米政府研究
・NY州民3000人検査で14%に抗体確認 新型コロナウイルス感染270万人か
・新型コロナウイルス感染症で「目が痛む」人が増えている?
・日本はコロナ危機ではなく人災だ

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