新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(13日現在)
■インドネシア、交通機関の利用を制限 新型コロナ対策
インドネシア政府は12日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、公共交通機関の利用制限を発表した。
■ウイルス封じ込め策、人権への影響懸念も 68カ国が非常事態宣言
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて、多くの国では非常事態宣言が出され、外出制限などの措置が導入されている。
■豪・ニュージーランド、感染者の伸び縮小でも規制緩和に慎重姿勢
ニュージーランドとオーストラリアの当局者は13日、ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)ルールの緩和や経済活動の再開には時期尚早との認識を示した。
■タイの多くの地域で旧正月の酒類販売禁止、コロナ拡大で自粛
タイが新型コロナウイルスの感染拡大抑制のため仏教暦の正月を大々的に祝わないよう呼びかけていることを受け、多くの県が酒類の販売禁止に踏み切った。
■FRBのコロナ対応策、モラルハザードの批判なし
米連邦準備理事会(FRB)は、新型コロナウイルス感染症の大流行が経済に及ぼす悪影響を和らげるため、中小企業の資金繰り支援などに数兆ドル規模の資金供給策を打ち出した。
■米住宅金融業界、資金繰り悪化に直面 当局の支援対象とならず
新型コロナウイルスの影響で住宅ローンの返済に苦慮する人が増加する中、住宅金融業界は当局による流動性支援の対象となっておらず、業界関係者やアナリストの間で深刻な資金繰り悪化を警戒する声が高まっている。
■インドネシア中銀、次回会合は政策据え置きがやや優勢
ロイター調査によると、アナリストの間では、インドネシア中銀は次回の会合で金融政策を据え置くとの見方が僅差で多数派となった。新型コロナウイルス感染が拡大するなか、通貨と資本市場の安定を維持するためとみられている。
■トルコ、IMFと合意結ぶ計画ない=大統領府報道官
トルコのイブラヒム・カリン大統領府報道官は12日、国際通貨基金(IMF)と合意を結ぶ計画はないと述べた。同国は、新型コロナウイルスの経済への影響を和らげるために資金調達の選択肢を模索している。
■インド、製造業の一部業務再開を計画=関係筋
複数の関係筋によると、インド政府は今月15日以降に一部の製造業の業務再開を認める計画。
■トルコ、米国からのドル供給でFRBとの通貨交換を協議 ドル供給で
トルコの複数の政府高官は10日、ロイターに対し、米連邦準備理事会(FRB)からドル資金供給を受ける通貨交換(スワップ)枠の確保に向けて米政府と協議したことを明らかにした。新型コロナウイルス感染流行の影響を和らげるためで、他の資金調達の選択肢も話し合ったという。
■フィリピン中銀、新型コロナの影響緩和に向け追加利下げ必要=総裁
フィリピン中央銀行のジョクノ総裁は12日、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響を緩和するため、政策金利をさらに引き下げる方針を示した。
■ブラジル財政赤字、GDP比7%に コロナ対策計上前の段階で
ブラジル経済省は11日、2020年の財政赤字が5000億レアル(960億ドル)と、国内総生産(GDP)比で7%に近づくとの予想を発表した。提案中の新型コロナウイルス対策費最大2220億レアルを計上しない段階の数字という。
■金相場、利食い売りで小幅安 世界経済巡る懸念で下値は限定的
13日の金相場は小幅下落。前週の取引で1カ月ぶり高値を付けたことから、利食い売りが出ている。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済の急速な後退を巡る懸念などから下値は限定的となっ
ている。
■フィッチ、NY州の格付け見通しを「ネガティブ」に 新型コロナで
格付け会社フィッチ・レーティングスは10日遅く、ニューヨーク州の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に変更した。
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