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感染症対策トランプ、金委員長に親書 新型コロナウイルスで協力申し出
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北朝鮮は米国時間21日、金正恩朝鮮労働党委員長がトランプ米大統領から親書を受け取ったことを明らかにした。写真は板門店の非武装地帯で会談した両国首脳。2019年6月撮影(2020年 朝鮮中央通信)
北朝鮮は米国時間21日、金正恩朝鮮労働党委員長がトランプ米大統領から親書を受け取ったことを明らかにした。米朝関係が好転しない中で、両指導者の「特別で個人的な関係」を示すものだとして歓迎の意を表明した。
トランプ政権の高官は親書を送付したことを認めた上で、「新型コロナウイルスが流行する中、世界の指導者を関与させようとする大統領の努力の一環だ」と説明。トランプ大統領は金委員長との継続的なコミュニケーションを楽しみにしていると語った。
金委員長の妹である金与正党第1副部長は、国営の朝鮮中央通信(KCNA)を通じて談話を発表。「トランプ大統領から感染症対策で協力の申し出があった」とした上で、「大統領は、感染症の深刻な脅威から国民を守ろうとする金委員長の努力に感銘を受けたと書いている」とした。
一方で談話は、「一方的で貪欲な意図が取り除かれない場合、両国の関係は悪化し続けるだろう」と指摘した。
昨年6月に3回目の米朝会談が行われて以降、北朝鮮の非核化交渉は進展していない。
経済制裁の解除を求める北朝鮮はミサイルの発射を続けている。国営の朝鮮中央通信は(KCNA)は現地時間22日、21日に発射したミサイルについて、金委員長立ち合いのもとで新型の戦術誘導兵器を試験したと報じた。
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