新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(12日現在)
■米銀大手、企業融資など顧客支援を表明 新型コロナ巡り大統領と会合
米大手金融機関の首脳らは11日、ホワイトハウスで行われた新型コロナウイルスの感染拡大を巡るトランプ大統領との会合で、国内の金融システムは強固だとし、企業や消費者を支援する用意があると表明した。
■バフェット氏、バークシャー株主イベント開催是非を4月初め判断=オマハ市長
米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、自身が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが毎年開催している株主を集めたイベントについて、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、1カ月前の4月1日ごろに決行するかどうかを判断する。バークシャー本社があるネブラスカ州オマハ市のサトザート市長が明らかにした。
■米ホワイトハウス、IT大手と新型コロナ対策を協議
米ホワイトハウスは11日、新型コロナウイルス対策について、国内の大手IT(情報技術)企業と協議した。ITを利用した新型コロナ対策や官民の協力体制が議題となった。
■トランプ米大統領、新型コロナ「流入」が最大の懸念事項とCEOらに表明─関係筋=CNBC
トランプ米大統領、新型コロナ「流入」が最大の懸念事項とCEOらに表明─関係筋=CNBC
■湾岸アラブ諸国でも新型コロナ拡大、クウェート全土休日に
新型コロナウイルス感染が湾岸アラブ諸国でも拡大している。カタールでは11日、感染者数が238人急増し、累計262人となった。
■英、300億ポンドの景気刺激策 新型コロナ受け新年度予算に
スナク英財務相は11日、新型コロナウイルス感染拡大による景気後退リスク阻止に向け、300億ポンド(390億ドル)規模の景気刺激策を盛り込んだ新年度予算を発表した。刺激策の規模は1992年以来最大となる。
■新型コロナは「パンデミック」に相当、WHO事務局長が表明
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、新型コロナウイルス感染拡大は「パンデミック(世界的な大流行)」に相当すると表明し、現時点ではイタリアとイランが感染拡大の最前線となっているが、他の国もまもなく同様の状況に陥る恐れがあると警告した。
■カナダ、7.28億ドルの新型コロナ対策発表 必要なら一段の措置
カナダのトルドー首相は11日、総額10億カナダドル(7億2800万米ドル)の新型コロナウイルスの感染拡大対応策を発表した。カナダ政府としては初の対策となり、トルドー首相は必要に応じて一段の措置を講じる姿勢を示した。
■イラン、新型コロナ死者354人 感染者9000人
イラン保健省は10日、新型コロナウイルス感染による死者数が過去24時間で63人増え、合計で354人になったと発表した。感染者数は958人増え、9000人に達した。
■NBAに無観客試合を推奨、米当局者が新型コロナ対策で
米国立衛生研究所(NIH)傘下の米国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長は、11日に出席した議会公聴会で、新型コロナウイルスの感染リスクを受けて、米プロバスケットボール協会(NBA)が無観客で試合を行うべきとの考えを示した。
■G7外相会合、ビデオ会議で実施へ 新型コロナ予防で
米国務省は11日、ペンシルベニア州ピッツバーグで今月24ー25日に開く予定だった主要7カ国(G7)外相会合をビデオ会議で実施すると発表した。感染が拡大する新型コロナウイルスへの予防策と説明した。
■米、新型コロナ感染987人に増加 死者は29人=CDC
米疾病対策センター(CDC)は11日、米国内で確認された新型コロナウイルスの感染が10日午後時点で987人と、前日から291人増加したと発表した。