新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(9日現在)
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中国本土の新型ウイルス、湖北省以外では新たな市中感染なし。写真は上海で6日撮影(2020年 ロイター/Aly Song)
■キャセイ航空、乗客なし・貨物のみ積載の日本便運航を検討
香港のキャセイ・パシフィック航空は9日、貨物のみ積載し乗客なしで日本便を運航することを検討している。
■入港拒否のクルーズ船、シンガポールが受け入れ
シンガポール当局は、イタリアの会社コスタ・クロシエールが運航するクルーズ船「コスタ・フォーチュナ」の入港を認めることを明らかにした。コスタ・フォーチュナは新型コロナウイルス感染の恐れを理由にマレーシアとタイで入港を拒否されていた。
■独仏、新型ウイルス懸念で在北朝鮮の代表部を一時閉鎖
ドイツとフランスは9日、新型コロナウイルス感染への懸念から、北朝鮮から外交官を退避させ代表部を一時閉鎖した。クルックス英駐北朝鮮大使が明らかにした。
■非伝統的金融政策、現時点で選択肢にない=NZ財務相
ニュージーランド(NZ)のロバートソン財務相は9日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた企業の支援計画を発表した際に、現時点で非伝統的金融政策を講じることは選択肢として挙がっていないと述べた。記者会見で明らかにした。
■韓国で新型ウイルス感染ペース鈍化の兆し、首相「転換期」近い
韓国の丁世均(チョン・セギュン)首相は9日、国内での新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化しつつあることから、危機の「転換期」に近付いているとの期待を示した。ただ、保健当局者は感染のピークを過ぎたと判断するのは時期尚早と指摘している。
■中国本土の新型ウイルス、湖北省以外では新たな市中感染なし
中国国家衛生健康委員会の9日の発表によると、8日時点の中国本土での新型コロナウイルスの新たな感染者は40人と、前日の44人から減少した。湖北省以外の本土では、2日連続で新たな市中感染がなかった。
■豪首相、景気刺激策の一環で現金支給を検討=スカイニュース
オーストラリアのモリソン首相は、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響に対応するための約100億豪ドル(65億米ドル)規模の景気刺激策の一環として、一般市民に現金を支給する案を検討している。スカイニュースが9日、伝えた。
■上海ディズニーが一部営業再開へ、新型ウイルス感染拡大の一服で
米ウォルト・ディズニーの上海ディズニーリゾートは9日、新型コロナウイルスの新たな感染者数の増加が一服したとして、段階的な営業再開に向け、一部施設を再稼働させると発表した。