新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(6日現在)

イタリア当局は5日、新型コロナウイルス感染の死者が過去24時間で41人増えて148人に達したと発表した。感染者も3858人と、前日の3089人から増加した。トリノで撮影(2020年 ロイター/MASSIMO PINCA)
■アジア資産運用会社、新型ウイルスで新規資金減少 既存顧客は取引増加
資産運用担当者らによると、アジアの富裕層向け事業は新型コロナウイルスの感染拡大で新規顧客の資金流入が減少しているものの、既存顧客による取引はここ2カ月で活発になっている。
■北朝鮮、中国との国境封鎖で強硬措置 近づけば銃撃も
中国当局は、北朝鮮国境近くの住民に対して国境に近づかないよう警告文を配布している。北朝鮮が新型コロナウイルスの流入を恐れて中国側からの越境を禁止しており、北朝鮮国境警備隊が銃撃してくる可能性があるというのだ。
■高級ブランドが相次ぎショーを延期、新型ウイルス流行で
イタリア高級ファッションブランド「ジョルジオ・アルマーニ」と「ベルサーチ」は5日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けてファッションショーを延期すると発表した。
■米ツイッターCEO、新型ウイルス理由にアフリカ滞在計画再考へ
米ツイッターのドーシー最高経営責任者(CEO)は5日、2020年半ばに3─6カ月程度アフリカに滞在するとしていた計画について、新型コロナウイルスの感染拡大を理由に見直す考えを示した。サンフランシスコで開かれたモルガン・スタンレー投資家会議で述べた。
■新型ウイルスは今年の「ブラックスワン」=セコイア・キャピタル
ベンチャーキャピタル世界大手のセコイア・キャピタルは6日、新型コロナウイルスは「2020年の『ブラックスワン(予想が難しく起きた時の影響が甚大な事象)』」であり、今後の経済ショックに備えるべきとするノートを公表した。
■日本の入国制限は「極めて遺憾」、即時撤回を強く要請=韓国外務省
韓国外務省は6日、声明を発表し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、日本が韓国からの入国者に指定場所での2週間の待機を要請したことについて、「不合理で過度な措置であり、極めて遺憾だ」とし、日本大使を6日に呼び、抗議する方針だと明らかにした。
■韓国、日本の入国規制で対抗策を検討へ
韓国の国家安全保障会議は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた日本の入国規制は「不公平で受け入れられない」と表明、対抗策を検討する方針を示した。
■新型肺炎の打撃、アジア太平洋で2110億ドルも 成長予想修正=S&P
格付け会社S&Pグローバル・レーティングは6日、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への打撃について、アジア太平洋全体で総額2110億ドルに上る可能性があるとの試算を示した。2020年の中国の成長率見通しは従来の5.7%から4.8%に引き下げた。
■今年の世界成長率、新型ウイルスで0.1─0.4%押し下げも=ADB
アジア開発銀行(ADB)は6日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今年のアジア途上国と世界の経済成長率が押し下げられるとの見通しを示した。
■ペンス米副大統領、新型ウイルス感染が深刻なワシントン州を訪問
ペンス米副大統領は5日、米国で新型コロナウイルス感染がもっとも深刻とされるワシントン州を訪問し、連邦政府からの支援を表明するとともに、トランプ大統領の発言をめぐり大統領を擁護した。
■米医療保険会社、新型ウイルス感染拡大阻止へ自己負担免除など
米医療保険最大の業界団体である米国医療保険プラン(AHIP)は5日、新型コロナウイルスを巡り、自己負担が診察を受ける妨げにならないようにするなど、感染の予防や検査、治療に向けた対策を講じていることを明らかにした。
■中国湖北省、新型ウイルスの新たな感染者が武漢除きゼロに
中国国家衛生健康委の発表によると、中国湖北省で5日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は126人となったが、全員が武漢市だった。湖北省の新規感染者が武漢を除いてゼロとなるのは初めて。