新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(28日現在)
■米大統領、人工呼吸器巡りGM・フォード非難 「製造迅速化を」
トランプ米大統領は27日、新型コロナウイルス対策で人工呼吸器製造に乗り出した米自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)とフォード・モーターについて、製造を迅速化させるよう要求した。大統領が民間企業に資源供給の迅速化、拡大を促せる「国防生産法」を適用する可能性がある。
■トヨタ北米、フェイスガード・人工呼吸器生産へ コロナ対策支援
トヨタ自動車<7203.T>の北米事業は27日、医療用フェイスガードを生産し、人工呼吸器の増産を支援する計画を発表した。米国で拡大する新型コロナウイルス感染阻止に向けた取り組みを支援する。
■ジョンソン英首相が新型コロナ感染、保健相なども 国内死者急増
ジョンソン英首相(55)は27日、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たと明らかにした。症状は軽く、自宅で公務を継続しているという。
■バーゼル委上位機関、22年予定の資本規制を1年延期 新型コロナで
主要国の金融監督当局で構成するバーゼル銀行監督委員会の上位機関、中央銀行総裁・銀行監督当局長官グループ(GHOS)は27日、新型コロナウイルスの影響を受け、2022年1月に予定されていた銀行に対する自己資本規制の施行を23年1月に1年間延期すると発表した。
■NY州、仮設病院8件の建設計画 新型コロナ患者急増に対応
米ニューヨーク州のクオモ知事は27日、新型コロナウイルス感染拡大で同州にある病院の収容能力が今後3週間で限界に達する可能性があるとし、仮設病院計8件の新設を計画していると語った。
■アックマン氏、利益狙い故意に相場押し下げとの報道否定
米著名投資家ウィリアム・アックマン氏は、自身のヘッジ取引で利益を出すために、テレビ出演を通じ相場を故意に押し下げようとしたとする報道を否定した。
■中国、新型コロナの経済への影響は制御可能=人民銀
中国人民銀行(中央銀行)は27日、新型コロナウイルスの感染拡大による中国経済への影響は全般的に制御可能で、中国の経済ファンダメンタルズ(基礎的条件)の耐性は引き続き高いとの認識を表明した。
■現金に過去最高の資金流入、「最大限弱気」=バンカメ
新型コロナウイルスの感染拡大が世界中の市場を動揺させる中、投資家らは過去1週間に記録的なペースで債券からキャッシュに資金をシフトさせた。バンク・オブ・アメリカ(BofA)がEPFRグローバルのデータを基にリポートをまとめた。
■米コロナ対応は景気悪化の支えに、回復への道筋困難も=連銀総裁
米ダラス地区連銀のカプラン総裁は27日、ブルームバーグテレビとのインタビューで、米連邦準備理事会(FRB)による一連の措置や議会承認が近い2兆ドル規模の経済対策は必然的なリセッション(景気後退)下での影響緩和を目的としていると述べた。
■ECBの緊急債券買い入れ、上限撤廃は不要=オランダ中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるクノット・オランダ中銀総裁は27日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急の債券買い入れプログラムについて、国ごとの買入額上限を超える必要はないという考えを示した。