新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(23日現在)
写真はベルリンに設置された新型コロナウイルスの検査所。3月23日撮影(2020年 ロイター/Fabrizio Bensch)
■シンガポール、26日に新型コロナ対策発表
シンガポール財務省は23日、勤労者・企業・家計向けの新たな新型コロナウイルス対策を今月26日に発表することを明らかにした。
第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値も同日発表する。
■英、融資保証制度の第1弾開始 新型コロナ対策
英政府は23日、新型コロナウイルス対策の一環で導入した総額3300億ポンド(3840億ドル)の融資保証制度の第1弾を開始した。
■シンガポール中銀、政策発表を30日に前倒し
シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)は、半期に1度の金融政策声明の発表を3月30日に前倒しすると明らかにした。
■〔情報BOX〕新型コロナ、世界の死者が1.4万人超える
ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で33万7000人を超え、死者は1万4651人となった。
■今年の世界の実質GDP、約1%減に 新型コロナで=ゴールドマン
ゴールドマン・サックスは、今年の世界の実質域内総生産(GDP)が約1%減少するとの見通しを示した。
■中国企業10社以上が資金調達延期へ、緩和された規則の定義厳格化で
中国の金融規制当局が、今年2月中旬に発表した上場企業向けのリファイナンス規則の緩和に関する一部の定義を厳格化し、その結果、少なくとも10社の中国企業が私募による資金調達計画を先送りするか、あるいは計画を変更する方針であることが明らかになった。
■新型コロナ、20年の独GDPを最大7290億ユーロ押し下げ=IFO
IFO経済研究所は23日、新型コロナウイルスの影響について、2020年のドイツの国内総生産(GDP)を2550億─7290億ユーロ押し下げる可能性があると指摘した。
■ECB、新型コロナで必要なら一段の措置講じる用意=伊中銀総裁
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのビスコ・イタリア中銀総裁は23日、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するためにECBがこれまでに取った措置は十分であり、効果があったとの見方を示した上で、必要であれば一段の対策を講じる用意があると強調した。
■豪五輪委、1年後の東京五輪を前提に選手に準備を呼び掛け
オーストラリア五輪委員会(AOC)は23日、新型コロナウイルスの感染拡大により、2020年の東京五輪に向けて選手を招集することができないとした上で、選手たちは開催が21年に延期されることを前提に準備すべきだとの認識を示した。
■韓国、市場安定化策の詳細を24日に発表
韓国政府は、新型コロナウイルスの感染拡大で国際金融市場が混乱していることを受け、債券・株式市場の下落に歯止めをかけるため、24日に安定化基金の詳細を発表する。
■マレーシア、新型コロナで移動制限延長も 追加の景気対策発表へ
マレーシアのムヒディン首相は23日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、移動制限を最大2週間延長することを検討する可能性があると表明した。
■韓国中銀、レポオペを強化 資金供給拡大へ
韓国中銀は23日、新型コロナウイルスの感染拡大で国際金融市場が混乱するなか、金融機関が短期の資金を確保できるよう14日物と28日物のレポオペを24日に実施すると表明した。
■韓国、自動車業界向けの新型コロナ対策
韓国政府は23日、新型コロナウイルス対策の一環で、自動車業界を物流面・資金面で支援すると発表した。欧米発のサプライチェーンの混乱があり得ると警告している。