ウクライナ、米と相互に受け入れ可能な鉱物協定目指す=外相

ウクライナのシビハ外相は1日、米国との鉱物資源協定を巡り、両国が相互に受け入れ可能な文書の策定に取り組むと述べた。写真はゼレンスキー大統領。2024年6月、ドイツで撮影(2025年 ロイター/Jens Buttner/Pool via REUTERS)
[キーウ 1日 ロイター] - ウクライナのシビハ外相は1日、米国との鉱物資源協定を巡り、両国が相互に受け入れ可能な文書の策定に取り組むと述べた。
シビハ外相は、鉱物資源協定の新たな草案に関する第1次協議がすでに行われたとした上で、「このプロセスは継続する。われわれは米国側のパートナーと協力し、署名に向けて相互が受け入れ可能な文書を目指す」と述べた。
米・ウクライナの鉱物資源協定を巡っては、米国が当初案を修正し、ウクライナに将来の安全の保証を提供しない一方、ウクライナ領内で国営企業や民間企業が管理する天然資源の使用から得られる全ての収入を共同投資基金に拠出することを要求したと伝えられている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は先週、米国が大幅に要求を拡大したとされるウクライナとの鉱物資源協定案について、判断は時期尚早という認識を示した。トランプ米大統領はその後、ゼレンスキー大統領が重要鉱物資源協定からの撤退を望んでいるとし、撤退すればゼレンスキー氏は大きな問題に直面するだろうと警告した。