米、中国軍事演習を批判 台湾海峡の一方的な現状変更の試み許されず

米国務省報道官は1日、米国は中国が台湾周辺で行っている軍事活動を注意深く監視しているとし、中国による軍事、経済、外交的な圧力に直面している台湾に対する支援を継続すると述べた。(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[ワシントン 1日 ロイター] - 米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)の報道官は1日、武力行使や脅しを含め、台湾海峡の一方的な現状変更の試みはあってはならないと言明した。中国軍による台湾周辺での軍事演習を踏まえた発言。
報道官は「われわれは台湾海峡の平和と安定の維持に引き続きコミットしており、台湾海峡の問題を巡る平和的解決を促す」と述べた。
米国務省報道官も、米国は中国が台湾周辺で行っている軍事活動を注意深く監視しているとし、中国による軍事、経済、外交的な圧力に直面している台湾に対する支援を継続すると述べた。
国務省報道官は「中国は責任ある行動主体ではなく、地域の安全と繁栄を危険にさらしている。中国の無責任な威嚇や台湾周辺での軍事的圧力作戦を正当化する理由はない」と述べた。
中国軍はこの日、台湾周辺で陸海軍とロケット部隊の合同演習を開始したと発表。演習は「台湾独立に対する厳しい警告と強力な抑止力になる」とし、台湾の頼清徳総統を「寄生虫」と描写した。