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パンデミックモスクワ、新型コロナウイルス感染1000人突破 部分的な都市封鎖へ
ロシアの首都モスクワの当局は、新型コロナウイルスの感染者が1000人を超えたことを受け、部分的なロックダウン(都市封鎖)を実施すると発表、市民に対し30日から自宅にとどまるよう指示した。写真は26日の赤の広場(2020年 ロイター/Shamil Zhumatov)
ロシアの首都モスクワの当局は29日、新型コロナウイルスの感染者が1000人を超えたことを受け、部分的なロックダウン(都市封鎖)を実施すると発表、市民に対し30日から自宅にとどまるよう指示した。感染拡大防止に向けたこれまでで最も厳しい措置となる。
数日前には市長が不要不急の外出や散歩を控え、公共の場を避けるよう市民に促していたが、この週末は例年よりも温暖な気候となり多くの人が勧告を無視して外出。ソビャニン市長はウェブサイトで、勧告に従っていない人がいるのは明白だと指摘し、新たな規則の順守状況について段階的に監視を強化すると警告した。
市民が外出を認められるのは、通勤のほか、最寄の店舗での食料や医薬品の購入、緊急の治療、犬の散歩、ごみ出しのみとなる。
ロシアの新型コロナ感染者数は前日から270人増え、1534人となった。このうちモスクワが1000人超を占める。死者は9人。欧州の多くの国と比べてかなり少ないが、一部の医療専門家は、検査の質や範囲が不十分だとし、データの信頼性に疑問を抱いている。
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