ヘンリー王子の「王室引退」にヒュー・グラントがエール「男として家族を守るのは当然だ」
Hugh Grant Defends Prince Harry, Saying Press Tore Meghan Markle 'To Pieces
メーガン妃は2019年10月に、メール・オン・サンデー紙の親会社アソシエーテッド・ニュースペーパーズを提訴した。2018年8月に父親に送った私的な手紙を掲載されたことが理由だ。弁護団は、手紙の掲載は「メーガン妃についても、その夫についても、誤った情報に基づく、意図的に名誉を傷つける報道」の一環だと主張した。
提訴に合わせてヘンリー王子も声明を発表。イギリスのメディアが自分の妻を「いじめている」と主張し、ダイアナ元妃が生前、メディアに執拗に追い回されて苦しんでいたことにも触れ、また同じことを繰り返すつもりか、と訴えた。
「私の妻は、結果を顧みずに個人を攻撃するイギリスのタブロイド紙による最新の犠牲者の一人になっている。妻が妊娠・出産して子育てを始めたこの1年、その攻撃はますます激しくなった」と王子は述べた。
「愛する人が商品のように扱われ、消費された結果どうなるのかを、私は見てきた。まず母を失い、今は妻が同じ強い力の犠牲になっているのを目の当たりにしている」
王室担当記者も「信用できない」
ヘンリー王子とメーガン妃は1月8日に、英王室の高位メンバーの地位を退くと電撃発表。今後は経済的に自立するために働き、イギリスと北米を行き来しながら生活するつもりだと明らかにした。
この発表を受けて、エリザベス女王はノーフォークにあるサンドリンガム宮殿でチャールズ皇太子やウィリアム王子らと共に緊急会合を行い、2人の意思を尊重するとし、経済的に自立できるまでの「移行期間」を設けることも認めた。
王子夫妻は「引退」発表の直後に新たなウェブサイトを開設。この中で、今後はメディアとの関わり方について新たな方針を導入し、王室に比較的容易にアクセスできる特権的なメディアの集まりである「ロイヤル・ロタ」とも関係を断つ意向を明らかにした。
夫妻はまた、王室担当記者が王室メンバーに関する「信頼できる」情報源と見なされているのは「迷信だ」と切り捨て、彼らは「世界各地の報道機関による誤報を増幅させている」と主張。「残念なことだが、たとえ王室担当記者が正確な記事を書いたとしても、編集者それをセンセーショナルな記事に書き直すことが多い」とウェブサイトで述べた。
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