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中東オマーン湾で日本の海運会社のタンカー含む2隻が攻撃受け被弾
ホルムズ海峡は各国のタンカーが行き来する重要な海上交通の要衝だ。写真は昨年12月の同海峡。 Hamad I Mohammed - REUTERS
海運業界の複数の関係筋は13日、オマーン湾でタンカー2隻が攻撃を受けたとみられると明らかにした。乗組員は避難したという。先月には同地域でタンカー4隻が攻撃を受けている。
バーレーンに司令部を置く米海軍第5艦隊が救難信号を受信し、救援活動を行っているという。英国海軍商船隊司令部は、調査を行っているとしている。
詳細については現時点では明らかになっていない。
域内ではかねてより、イランの核問題を巡って同国と米国の緊張感が高まっていた。今回の攻撃の報道を受けて域内では一段と動揺が広がり、原油価格は4%急伸した。
オマーン湾は、中東の産油国から世界の消費量の5分の1の原油が運ばれるホルムズ海峡の入り口に位置する。
オマーンまたはアラブ首長国連邦(UAE)の当局による確認は取れていない。
国土交通省の海事局安全政策課は、国華産業(東京都千代田区)が運航するケミカルタンカー「コクカ・カレイジャス」(船籍パナマ)が被弾したと発表した。
ベルンハルト・シュルテ・シップマネージメントは13日、同タンカーがサウジアラビアからシンガポールに向けて航行中に、「攻撃が疑われる状況で」船体に損傷を受けたと明らかにした。
台湾のCPCは、ノルウェーのフロントラインが所有するタンカー「フロント・アルタイル」が0400GMT(日本時間午後1時)ごろ「魚雷により攻撃されたとみられる」と明らかにした。同タンカーは、UAEから7万5000トンのナフサを運んでいたという。
国営イラン通信(IRNA)によると、「フロント・アルタイル」はその後沈没した。
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