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マレーシア、非関税障壁や貿易赤字削減を議論も 対米関税交渉

2025年04月25日(金)13時43分

マレーシア投資貿易産業省は25日、対米関税交渉で非関税障壁や貿易赤字削減について協議する用意があり、二国間貿易協定の締結を模索すると表明した。写真はザフルル投資貿易産業相。3月5日にインタビューで(2025年 ロイター/Hasnoor Hussain)

[クアラルンプール 25日 ロイター] - マレーシア投資貿易産業省は25日、対米関税交渉で非関税障壁や貿易赤字削減について協議する用意があり、二国間貿易協定の締結を模索すると表明した。

今週のザフルル投資貿易産業相の訪米後に発表した声明で明らかにした。米国側の懸念に対処する代替策を模索し、両国間の互恵的な貿易が確実に続くようにすると述べた。

同省によると、ザフルル氏はラトニック米商務長官、グリア米通商代表部(USTR)代表とワシントンで会談した。

マレーシア政府は、米国に報復措置は講じず、懸念に対処するため協力する用意があると表明している。

ザフルル氏は「一連の会合は正しい方向への一歩だ。90日間の関税停止期間中に議論した重要課題の一部について早急にフォローアップを行い、引き続き勢いを維持していく」と発言。「また、全ての連絡手段が維持されており、この相互関税問題の友好的な解決に向けて引き続き取り組んでいくことを強調した」と述べた。

協議では、米国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の連携強化も大きな議題となった。マレーシアは現在、ASEAN議長国。

ロイター
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