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米朝首脳会談米朝首脳会談、金正恩が中国からハノイに到着 ベトナム政府首脳とも会談
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北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、トランプ米大統領との会談に向け、ベトナムに到着した。中国国境に近いベトナムのドンダン駅に到着した同委員長(2019年 ロイター/Athit Perawongmetha)
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は26日、トランプ米大統領との会談に向け、ベトナムに到着した。同日夜にベトナムの首都ハノイに到着するトランプ大統領との米朝首脳会談では、非核化に向けた具体的な措置で合意できるかが注目されている。
昨年のシンガポールで行われた初の米朝首脳会談から8カ月後の会談となる。
ホワイトハウスのサンダース報道官によると、トランプ氏と金氏は27日夜に1対1の短時間の会談を行い、その後晩餐会に出席する。晩餐会には賓客や通訳も出席する。首脳会談は28日にも行われる。
金氏は、特別列車で中国南部を移動し、国境を越えてベトナム北部ランソン省ドンダンに到着し、ベトナムの政府高官に出迎えられた。
妹の金与正党第1副部長も金氏と一緒に到着した。
その後、メルセデスベンツに乗り換え、170キロ離れたハノイに向けて出発。北朝鮮とベトナムの国旗を振る沿道に集まった人々に金氏が車から手を振る場面もあった。
金氏とトランプ氏は、それぞれ個別にベトナム首脳らとも会談する予定。
ポンペオ米国務長官も26日にハノイに到着した。同行記者が明らかにした。
トランプ氏は訪問に先立ち記者団に「素晴らしい首脳会談になるだろう」と語った。
スタンフォード大学のアジア太平洋研究センターのディレクター、Gi-Wook Shin氏は「最も基本的で緊急の課題は、非核化が何を伴うかという点で共通認識を持つことだ」と指摘。非核化という言葉の曖昧さは、米国と北朝鮮の非核化に向けた取り組みに対する懐疑的な見方をいっそう強めるだけだ、と説明した。
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