大型ハリケーンを前に動物が避難 フラミンゴは優雅にゴルフカートで
Hurricane Florence: How Zoos Keep Animals Safe
動物園の大半の職員は、ハリケーン上陸中は危険な道路状況での運転を避けるため、自宅待機を命じられた。「飼育係は献身的だ。自宅待機を命じなければ、動物を救うため何が何でも現場に駆け付けるような人ばかりだ」と、デービスは言った。今週末は10~12人の飼育係が園内の仮眠所に寝泊まりし、動物たちの様子を見守ると言う。
またデービスは、米動物園水族館協会のネットワークを通じ、同地域にある他の動物園の様子も監視している。もし近隣の動物園がハリケーンの被害に対処できなくなれば、一部の動物を一時的に引き取る用意があると言う。彼は2017年9月に米フロリダ州に超大型ハリケーン「イルマ」が上陸した際、それを実行した。
「われわれはハリケーン対策で大きく進歩した。今は他の動物園にいる動物の安全にも注意を払っている」と、彼は言う。心配なのは、ハリケーンへの備えが不十分なうえ、ネットワークに所属していない動物園があることだ。「そこにいる動物たちが心配だ。どうやって避難するのかも分からない」と、彼は言った。「とにかく無事でいてほしい」
ペットの犬を預かって一時避難させる愛護団体(翻訳:河原里香)