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英王室メーガン・マークルはダイアナの二の舞にはならない
レッド・カーペットでも堂々としていた女優時代のマークル(2013年、トロント) Mark Blinch-REUTERS
<同じ庶民派のプリンセスでも、マークルは不幸なプリンセスにはならない。マークルは脚光を浴び慣れているし、夫のハリーも理解があると、英王室ウォッチャーは言う>
イギリスのハリー王子(33)と米女優メーガン・マークル(36)の結婚式を明日に控え、英王室マニアの興奮は最高潮に達している。英王室ウォッチャーのリチャード・フィッツウィリアムズに、5月19日のロイヤルウェディングの社会的影響について聞いた。
人々がハリーとマークルの結婚にこれほど熱狂するのは、イギリスの王子とアメリカ人女優との結婚が「今までのロイヤルウェディングとは違う」から、「きっと特別に違いない」という期待があるからだ、とフィッツウィリアムズは言う。
おまけに2人はうっとりするほど魅力的なカップルで、2人とも「弱者のことを思っている」。マークルは親しみやすく、人々との触れ合いを楽しんでいるようにみえる。近寄り難い貴族階級とは正反対なのも、大衆受けする理由だ。
握手を求めるロンドンっ子に応えるマークル(2018年1月) Dominic Lipinski-REUTERS
王室の一員として振る舞うのは大仕事だが、ハリウッドで女優のキャリアを積んだマークルにとってはそう難しいことではない、とフィッツウゥリアムズは言う。「彼女はレッドカーペットでも自然だし、群衆にも慣れっこだ」
ハリーは自己実現を妨げない
ハリーの母、故ダイアナ元妃も、王室の他のメンバーよりは庶民派と目されたが、プリンセスであることがダイアナにとっては不幸だった。「ハリーは、マークルが幸せになるためには自立した女性として活躍できる場が必要だということを知っている」
世界で数千万人が生で見るロイヤルウェディングは、単に二人だけではなく、イギリスのイメージにも関わるイベントだ。ハリーとマークルの結婚は、イギリスが時とともに変わろうとしているというメッセージになるだろう、とフィッツウィリアムズは言う。
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