ロシア、キーウ州など無人機攻撃 エネルギー施設が標的に

ウクライナ当局が26日明らかにしたところによると、ロシア軍は夜間に200機近い無人機(ドローン)を発射した。攻撃による火災の消火活動、キーウで26日撮影の提供写真。(2025年 ロイター)
[キーウ(キエフ) 26日 ロイター] - ウクライナ当局が26日明らかにしたところによると、ロシア軍は夜間に200機近い無人機(ドローン)を発射した。キーウ州や東部のエネルギー施設が攻撃の標的となり、2人が死亡した。
ロシアはここ数週間、ウクライナへの夜間の無人機攻撃を強化。23日には267機の無人機を発射した。
ウクライナ空軍は26日、ロシアが夜間に発射した無人機177機のうち110機を撃墜したと発表。さらに66機が電波妨害などで無力化されたとしている。
キーウ、ハリコフ、キロボフラード、スムイの各州が攻撃の標的になった。地元当局によると、キーウ州への攻撃では2人が死亡、少なくとも2人が負傷した。
ウクライナ最大の民間エネルギー会社DTEKは、ドニエプロペトロフスク州のエネルギー施設が被害を受けたと発表。詳細は明らかにしていない。
ロシアは昨年、電力施設への攻撃を重視していたが、ここ数カ月はガスの貯蔵施設や生産地への攻撃を大幅に強化している。