モンスト頼みからスポーツ・健康ビジネスへ ミクシィ、チケキャン問題も踏まえ事業再編
ガチャはユーザーが望むサービス
モンストが採用している有料電子くじ「ガチャ」をめぐっては、利用者の射幸心をあおるといった批判も出ている。過去には他社で高額課金が問題となったケースもあった。
これについて木村次期社長は、福袋などを引き合いに出し「度が過ぎなければこれも1つのサービスだ」と指摘。「お客様が望まれているサービスでもあり、ガチャは悪いものという印象がつかないように、責任を持ってしっかりとやっていく」と今後も提供していく考えを示した。
ミクシィは新たな収益源を確保しようとチケット転売サービスに参入したが、サイトを運営する子会社の元社長が詐欺容疑で書類送検され、サイトは5月末で閉鎖に追い込まれた。木村次期社長は立て直しにあたり、今後は友達や家族で楽しめる「コミュニケーション」を軸に、事業の再構築を図る方針をあらためて示した。
木村取締役は6月の定時株主総会とその後の取締役会の決議を経て、正式に社長に就任する予定。
(志田義寧 サム・ナッセイ)
![トムソンロイター・ジャパン](/stories/2018/05/22/save/710x28Reuters.gif)