4年前に死んだ夫婦に赤ちゃん誕生! 中国人の祖父母の願いが叶う
写真はイメージです。 sx70-iStock.
<突然の事故で命を絶たれた若いカップルの両親が挑んだ、前例のないケースとは...>
中国で、ある赤ちゃんの誕生が注目されている。なぜなら、この子の両親は4年前に死んでいるからだ。若くして亡くなった夫婦の両親は苦労の末に授かった孫を囲み満面の笑みで写真に写っている。
北京市が管轄する日刊紙「新京報」によると、赤ちゃんの父親のシェン・ジエと母親のリュウ・シーは4年前に交通事故で帰らぬ人となった。しかし、この夫婦は死亡する前に不妊治療を受けていたため、保管されていた受精卵を使い、子孫を残す道があった。
Baby born four years after Chinese parents' death in road crash https://t.co/eORdgtwghg pic.twitter.com/XH2puXsHUa
— echt (@echtes) 2018年4月10日
病院相手に2度の訴訟、さらに海外に行かないと...
しかし、すんなりと事は運ばない。亡くなった夫婦の両親は未来の孫になるはずの受精卵を手に入れようと動いたが、結局2回も病院相手に訴訟を起こさなければならなかった。
新京報によると、中国では夫婦の受精卵を、その両親が継承したという過去の判例はなく、初めてのケースだった。さらに、中国は代理母出産を禁じている。死んだ夫婦の両親は、手に入れた受精卵の出産を引き受けてくれる協力者を海外に求めた。
最終的に27歳のラオス人女性を代理母として雇い、出産までこぎ着けた。そして2017年12月、4年もの期間を経てついに待望の孫を抱きしめることができた。性別は男の子だ。
孫が生まれ、祖父母になった亡き夫婦の両親は、自分達の子供の血筋が途絶えずに次の代に繋がったことを喜んでいたという。