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貿易NAFTA再交渉、トランプ政権が自動車に50%の米部材使用を要請
10月13日、トランプ米政権は、ワシントン郊外で実施している北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第4回会合で、域内で販売される乗用車とトラックの価値の50%を米国産の部材とするよう求めた。アラバマで2013年撮影I(2017年 ロイター/Lyle Ratliff)
トランプ米政権は13日、ワシントン郊外で実施している北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第4回会合で、域内で販売される乗用車とトラックの価値の50%を米国産の部材とするよう求めた。
これについてメキシコ当局者は容認できないと反発。ただ同国のミード財務相は協議で緊張が高まっていることは自然なこととし、「交渉を通して3カ国に恩恵をもたらす合意が得られる余地はある」と述べた。
カナダ当局者は、同国政府高官はすでに米国の要請を却下したと指摘。ただ、現時点で交渉プロセスが頓挫したと判断するのは時期尚早としている。
今回の交渉に関するブリーフを受けた当局者は、交渉の席には厳しいムードが漂っているとしながらも、現時点でメキシコとカナダの担当官が交渉を打ち切る姿勢は示していないと指摘。
カナダ当局者によると、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表、カナダのフリーランド外相、メキシコのグアハルド経済相は来週17日にワシントンで会合を開き、交渉妥結に向け協議を行う。