現代女性も憧れる「ダイアナヘア」はこうして生まれた
ダイアナを最後までサポート
ダイアナの信頼を獲得したマックナイトは、最後までヘアスタイリングを一任され、毎週ダイアナの元を訪問していた。
ファッション誌「W magazine」の2017年6/7月号のインタビュー記事でマックナイトは、これまでで最も記憶に残る3つの旅について明かしている。その最後に挙げたものはダイアナに同行したインドだ。コルカタのマザーテレサを訪ねた後、世界遺産タージ・マハルをプライベートで回った。「私は彼女の世界に踏み込める特権があった」と語っている。
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ダイアナのスピリットを今に伝える
ヘアスタイル以外に、ダイアナのファッションアイコンとしての評価も忘れることはできない。今年2月から、ケンジントン宮殿では、ダイアナのスタイルにフォーカスした展覧会「ダイアナ 彼女のファッションストーリー」展が開催され、愛用の衣装を展示。服装をコミュニケーションツールと捉えていたダイアナの「スタイル」に触れることのできる貴重な機会だ。
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さらに今年4月には同宮殿の庭に、彼女のライフスタイルにヒントを得た庭園「ホワイトガーデン」が開園した。ダイアナの命日に先立つ8月30日にここを訪れたのは、ダイアナの息子、ウィリアム王子とヘンリー王子、そしてキャサリン妃の3人。庭園には「ダイアナ 彼女のファッションストーリー」展で展示される衣装の色に合わせて、白い花を中心にダイアナが大好きだったバラやユリ、グラジオラスなど1万2000本が植えられた。
ダイアナが遺したものは、髪型からファッション、言葉まで、あらゆる分野に及ぶ。20回目の命日の今日(31日)は、その欠片に触れ、思いを馳せる良い機会ではないだろうか。
「見返りを求めず、ただ優しさを振りまくこと。そうすればいつか、あなたにも同じことを誰かがしてくれるから」―――ウェールズ公妃ダイアナ
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