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英王室

ヘンリー王子婚約か 公式発表は女王のジャッジ待ち?

2017年8月15日(火)19時15分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

右:メーガン・マークル、中:ハリー王子、左:故ダイアナ妃 SM Celebrity-YouTube

<故ダイアナ妃のジュエリーから作られた想定価格10万ポンドの指輪のお披露目は、エリザベス女王の最終判断の後か>

英国のヘンリー王子(通称ハリー王子)と交際中の女優メーガン・マークルの婚約を伝えるニュースが飛び込んできた。地元紙デイリー・スターによると、8月4日のマークルの36歳の誕生日をアフリカ・ボツワナ共和国で迎えた2人。サバンナの満天の星の下、ハリー王子がプロポーズをしたという。

(左がメーガン・マークル)


王室の公式発表はまだないが、2人はアフリカのズールー族の文化で「婚約」を意味するブレスレットをお揃いで着用していると同紙は伝える。

【参考記事】グーグルで最も検索されたハリー王子の彼女 誹謗中傷を超えたバースデー

女王の判断待ち

英サン紙は13日付けの記事で、デイリー・スターの報道を引用し「2人の婚約は容認された」としながらも、女王の正式なジャッジを待っている状態とみている。

デイリー・スターは3月、ハリー王子がマークルとエリザベス女王を対面させようと計画していると伝えていたが、このとき実現には至らなかったようだ。

女王は昨年、2人の交際について言及している。ニュースサイト「Us Weekly」が掲載した関係筋の話によれば、「女王はハリー王子が愛のある恋愛をしている」と喜び、孫の恋を応援している様子だった。

障害はまだある...?

長く王室の悩みの種扱いをされてきた、ハリー王子の真剣交際、そして婚約報道に祝福の声は多いが、手放しで喜ぶことのできる状況ではなさそうだ。

女優として活躍するマークルは、英王室にふさわしくないという声もある。批判の矛先は職業だけに止まらず、白人の父親とアフリカ系アメリカ人の母親を持つマークルの人種にまで及んだ。これを受けハリー王子は、広報を通じて異例とも言える声明を発表し、恋人を守った。

ハリー王子の父親チャールズ皇太子の承認も必要になってくる。Us Weeklyによると、交際が発覚した2016年10月、マークルはすでにチャールズ皇太子に紹介されお墨付きを得ていたというから、見通しは明るそうだ。

【参考記事】ヘンリー王子が語った母の死と英王室(前編)
【参考記事】母ダイアナの死と心の傷を乗り越えて ヘンリー王子独占インタビュー(後編)


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